
スターバックスコーヒーも良いけれど、たまには隠れ家みたいな静かな喫茶店でゆっくりと読書でもしてみませんか。
札幌にはそんな小さくて素敵な喫茶店がたくさんあります。
今回ご紹介するのは、北海道大学の近くにある老舗カフェ「苺館」です。
苺館のこと

苺館は北海道大学から少しだけ離れた静かな住宅街にある小さな喫茶店です。
赤いイチゴのモミュメントが壁にある石造りの建物が目印。
以前に「お店を始めたのは1980年11月」と聞いたことがあるので、来年には40周年を迎える老舗カフェです。
カウンター席の他には小さなボックス席が3つだけという小さなお店ですが、不思議と窮屈な不快感はありません。
昔ながらの喫茶店らしく、フードは定番のカレーとスパゲティ、スイーツはケーキ各種。
ドリンクはコーヒー、紅茶、ラッシー、ジュースと豊富だけど、特に紅茶が充実しています。
古い喫茶店には珍しく、ストレートティーは銘柄を指定できます(ダージリン、アッサム、ニルギリ)。
BGMはアイリッシュフォークかバロック音楽。
うーん、随所に店主のこだわりが感じられますね。
紅茶へのこだわりといい、もしかして店主はイギリスをリスペクトしているのかもしれませんね。
いつだったかBGMの曲のことを尋ねたら、レコードジャケットを見せてくれて「日本では売ってないよ」と言ってました。
マニアックすぎる(笑)
チキンカレーとパンプキンパイ

フードメニューの中でお勧めはマトンカレー。
羊肉のカレーを食べさせるお店って、意外と少ないんですよね(昔も今も)。
この日はマトンカレーがなかったので、チキンカレーをオーダー。
カレーは辛くもなく甘くもない、スパイスの深みのあるカレー。
チキンもホロホロで、熱々のご飯をふうふう言いながら一気に食べ進めます。
もしかすると、開店以来レシピを変えていないのかなって思わせるけど、きっと、そんなことはないでしょうね。

食後にパンプキンパイを追加オーダー。
何を隠そう、僕はここのパンプキンパイが大好きなのです。
パンプキンパイって昔は珍しかったけど、今でもそんなに見ないですよね。
さだまさしの古い曲に「パンプキンパイとシナモンティー」というのがあって、これ聴くと、いつもパンプキンパイを食べたくなる。そんなとき僕は苺館にやってくるのです。
チキンカレー(ドリンクのコーヒーとサラダ付き)850円。
パンプキンパイ300円。
苺館
・住所/札幌市北区北14条西3丁目1-33
・アクセス/地下鉄南北線「北12条駅」から徒歩5分くらい
・営業時間/11:00-18:00頃まで
・定休日/毎週日曜日、祝日
・駐車場/近くのコインパーキングを利用

