おいしいパンを食べながらおいしいコーヒーを飲みたい、そんな日の正解は「ブーランジュリーポーム南3条店」。
今回は隠れ家みたいに小さなパン屋カフェのお話です。
ブーランジュリーポーム南3条店の概要

「ブーランジュリーポーム南3条店」は、札幌市北区新川に本店がある、超絶人気のパン屋さんです。
最近では大通BISSEのビッセスイーツにもお店を出すほどの人気ぶりですが、「南3条店」ではコンパクトなカフェコーナーを併設して、ゆったり静かな時間を提供してくれているんです。
ブーランジュリーポーム南3条店の建物

ポームの入る建物「KAKU イマジネーション」は、大正末期から昭和初期に建てられたと言われています。
もともとは民家でしたが、1942年(昭和17年)から女子栄養学校「鶴岡学園」の本部として使用されました。
歴史的建造物をリノベーションして現代に活用している好事例だと言えるでしょう。
ブーランジュリーポーム南3条店のホスピタリティ
「ポーム」では自家焙煎珈琲で有名な「森彦」にオリジナルブレンドコーヒーの焙煎をオーダーするなど、カフェにも力が入っています。
決して広いとは言えない店内ですが、カフェスペースは窓際カウンター席の他に2人掛けテーブル席を用意。
ふらりと寄ってパンを食べながらコーヒーを飲むには十分な空間ですね。

店内ではパン以外にも、パン雑貨やキッチン雑貨、アンティーク雑貨など、オシャレな雑貨も販売されています。パンと一緒に雑貨もお買い上げなんてオシャレじゃないですか。
ブーランジュリーポーム南3条店のカフェメニュー
・ポームオリジナル森彦コーヒー 各420円
・森彦カフェオレ 550円
・森彦カプチーノ 550円
・季節のお茶 380円
・紅茶 380円
・本日のおまかせセット 420円
・クロワッサンセット 550円
・スコーンセット 550円
「ポームオリジナル森彦コーヒー」は、札幌の人気カフェ「森彦」による2種類のブレンド(深煎り「ショコラブレンド」と中煎り「ナッツブレンド」)。
ショコラブレンドはコクと深みのある深煎り珈琲。
深煎りコーヒーには欠かせないと言われるほど、どっしりしたボディと豊かな香りを持つコロンビアと、華やかな香りが魅力のモカを組み合わせた、どこかチョコレートの香り漂うようなブレンドです。
ナッツブレンドは、3種類のブラジルを使用していて、甘い香りと程よい酸味とコクのバランスの取れた、あっさり、さわやかな中煎りブレンドです。
「ポーム南3条店」のコーヒーは、いずれもフレンチプレスで提供されているのが特徴。
金属製のメッシュフィルターで漉すフレンチプレスはコーヒーのオイル成分を余すところなく抽出できるため、コーヒー本来の風味を味わうことができると言われています。
ペーパー式のドリップに比べて手間いらずなので、ご家庭での使用にも向いているんですよ。
コーヒーのアレンジメニューとしては、「カフェオレ」と「カプチーノ」の2種類が用意されています(「カフェオレ」は「ドリップコーヒー+温かい牛乳」、「カプチーノ」は「エスプレッソコーヒー+温めて泡立てた牛乳」)。
「季節のお茶(ノンカフェイン)」は、オーガニックハーブをブレンドしたお茶で、季節によって内容を変えているそうです。
例えば、今の季節「冬のお茶」はオーガニックハーブ7種類をブレンドしたもので、デトックス効果があるだけではなく、体がポカポカに暖まるんだとか。
「紅茶」はイギリスの伝統的なブレンド紅茶「ENGLISH BREAKFAST」。
イギリスでは朝食の際に一般的に飲まれているものなので、パンとの相性もバッチリですね。
さらにお得なセットメニューも3種類用意されています。
「本日のおまかせセット」は「森彦コーヒー+おまかせパン1個」のセットで420円というお得メニュー。
なにしろコーヒー一杯分の料金で、おまかせパン1個を食べることができるんだから、とってもお得です。
ただし1日10食限定。提供時間もランチタイムの11時から14時のみとなっています。
「クロワッサンセット550円」は「森彦コーヒー+クロワッサン」のセットで550円。
ポーム人気ナンバーワンのクロワッサンと人気カフェ森彦のオリジナルブレンドコーヒーが同時に楽しめる贅沢なセットです。
「スコーンセット」は「紅茶or季節のお茶+スコーン」のセットで550円。
南3条店限定メニューで、ドリンクは紅茶または季節のお茶からチョイスできるのがうれしいところ(水曜日はスコーンお休み)。
今回はたくさんのパンの中から、単品「アップルパイ」と森彦らしい深煎り珈琲の「ショコラブレンド」をチョイスしました。
ブーランジュリーポーム南3条店のパンメニュー
「ブーランジュリーポーム南3条店」ではとってもたくさんのパンを販売しているのですが、今回はその一部をご紹介したいと思います。
・きのこカレーパン220円
・パン・オ・セル160円
・ジャガバター180円
・黒豆とホワイトチョコ250円
・ヴィエノワーズ ラムレーズン200円
・バジルとトマトのフーガス280円
「きのこカレーパン220円」は、食パン生地の焼きカレーパン。
「パン・オ・セル160円」は、山中牧場のバターミルクから作った生地の塩パン。
「ジャガバター180円」は、低温長時間発酵、全粒粉20%の生地に道産バターとジャガイモを入れたもの。
「黒豆とホワイトチョコ250円」は、低温長時間発酵、全粒粉20%の生地に黒豆とホワイトチョコを入れたもの。
「ヴィエノワーズ・ラムレーズン200円」は、牛乳や卵を使ったパンに道産バターから作ったラムレーズンクリームをはさんだもの。
「バジルとトマトのフーガス280円」は、低温長時間発酵、全粒粉20%の生地にクリームチーズ、ドライトマト、パジル、パルメザンチーズを入れたもの。
パン以外のもいろいろなお取り扱いがあります。
宮城県亘理野のいちご農家さんの「手作りいちごジャム」は、酸味と甘みのバランスのとれた「とちおとめ」、コクのある甘みの「もういっこ」、すっきりさっぱりした酸味の「赤い妖精(期間限定)」の3種類があって各540円。
姉妹店フィリーズから入荷している焼き菓子「アイスボックス(チョコ、紅茶、シュガー)各120円」「サブレ(胚芽、バニラ、ココア)各120円」「ビスコッティ(果実の木の実120円、チョコナッツ、オレンジ各150円)」などもあります。
小さなお店に、たくさんの商品が並んでいるので、時間をかけてじっくりとお店をチェックするだけの価値はあります。
ギフトボックスも用意されているので、パンや焼き菓子を手土産にしても喜ばれそうですね(ギフトボックスは大150円、小100円)。
ゆるゆるグルメレポート
「蚤の市開催中」ということで、店内にはイギリスやフランスをはじめとするヨーロッパのアンティークやブロカントが所狭しと陳列されています(100年以上経過したものが「アンティーク」、100年経っていないものは「ブロカント」)。
最近は控えている古物への情熱に火が付いてしまいそうです(笑)

「チーズナイフ4種セット1,950円」とか、「甘い香りがするスイーツキャンドル(クロワッサン)240円」とか、気になる雑貨がいっぱい。
コーヒーカップ、キッチンボトル、バタールランチクロスなどなど雑貨を見ている間に、フレンチプレスのコーヒーが登場しました。
「砂時計の砂が落ち切ったらプレスしてください」とのこと。
砂時計ってそそられるアイテムです。
古い砂時計とか集めたい。物欲ヤバすぎる(笑)
続いて温められたアップルパイが登場。
ほんのり温かいアップルパイって、リンゴの酸味が際立って超絶に美味しいですよね。
砂時計の砂が落ち終わったところで、フィルターをゆっくりとプレス。
フレンチプレスのコーヒーは「D×M(昨年閉店)」ぶりです。

カップにコーヒーを注ぐと、表面にオイルが浮かび上がりますが、これこそフレンチプレスの特徴です。
ショコラブレンドは、そこはかとなくチョコレートの香りを感じる深煎り珈琲。
さすがにボディがずっしりと重たいです。
そして深いコクがある。
ヘビーウェイトなコーヒーです。

一方でアップルパイはサクサク爽やか、リンゴの酸味と甘みが口の中で同時に広がって、サクサクのパイ生地としっとりリンゴとの組み合わせ、最高ですね。
コーヒーを飲んでいる間にも、パンを買い求めるお客さんは次々にやってきます。
皆さん、ほとんど迷うことなくパンをひとつかふたつ選んで颯爽と去って行きます。
きっと常連さんが中心なんでしょうね。
小さなパン屋さんの小さなカフェスペースですが、他のお客さんのことが気になるわけでもなく、普通にゆったりとした時間を過ごすことができました。
まとめ
「ブーランジュリーポーム」は人気のパン屋さんですが、カフェとしての「ブーランジュリーポーム南3条店」にも、もっと注目すべきだと思います。
最後にそんな「ポーム南3条店」のお勧めポイントをまとめてみましょう。
・パンは道産小麦かつ無添加のこだわり
・コーヒーは森彦のオリジナルブレンド2種類
・小さなカフェスペースもしっかり充実
美味しいパンと美味しいコーヒーを同時に楽しめるパン屋カフェは一見の価値ありです。
参考になれば幸いです!
ブーランジュリーポーム南3条店
・住所/札幌市中央区南3条西7丁目 Kaku imagination 1F
・電話/011-231-0024
・営業時間/11:00-19:00(ラストオーダー18:30)
・定休日/毎週火曜日
・アクセス/地下鉄「大通」駅から徒歩5分程度
・駐車場/近くのコインパーキングを利用
