札幌護国神社の「第33回彰徳苑みたま祭」へ行ってきました。能楽やフラダンス、琴演奏などの奉納行事もありましたよ。
「彰徳苑」は戦没者の慰霊碑群
札幌護国神社には「彰徳苑」と呼ばれる一帯があります。「彰徳苑」は戦没者を祀る様々な慰霊碑が設置されているエリアです。
由来碑を読むと、昭和60年6月7日にここを拝観された三笠宮同妃両殿下によって命名されたとのこと。「彰徳苑」に設置されている慰霊碑は、戦争の歴史を物語るほどに数多くのものがあります。
戦争の歴史を学ぶ場所として、非常に重要な施設だと思います。
「彰徳苑みたま祭」は一般見学も可能
札幌護国神社の「彰徳苑みたま祭」は、彰徳苑を守る会の主催により、彰徳苑に設置されている数々の慰霊碑を慰めることを目的として、毎年6月の第一土曜日に開催されています。
みたま祭の正式な参加者の方は黒スーツに黒ネクタイの正装で、正門に設置された受付で参加費1,000円を納めていますが、参列ではない、見学だけの方も普通に入ることができます。
ちなみに、1,000円はお弁当代(生ビールなどの飲み物付き)ということみたいで、お弁当は、本殿前に用意されたテーブル席で、参列者の皆さんと交流しながら食べることができるみたいです。
筆者も興味がありましたが、正装でもなく、顔見知りの方がいるわけでもないので、今回は見学だけにさせていただきました。
「彰徳苑みたま祭」は奉納行事も充実
「彰徳苑みたま祭」では、様々な奉納行事があります。入口の受付で奉納行事紹介のチラシを配っていました。
興味深いイベントがたくさんあります。神社の奉納行事っておもしろいものがたくさんありますよね。
・能楽(札幌宝生会)
・フラダンス(フラナニ・kiki・渡辺フラ教室)
・琴演奏(高坂玲子教室)
・キーボード演奏(丸山正雄)
・昼茶席奉仕(岩佐社中棗会)
・露天(お餅、野菜、海産物、甘酒など)
・遺品殿公開
正式な参列だけではなく、奉納行事を目当てに訪れる地域住民の方も多いみたいです。
正門のところで、オリジナルのお餅を売っていました。西区二十四軒のお菓子屋さん「三好屋」にお願いして作ってもらっているそうです。
いろいろ詰め合わせで600円。
同じく正門のところで甘酒を配布しています。通りがかっただけで「熱いのと冷たいのとどっちがいい?」と明るく声をかけていただきました。
甘酒はテント下に用意されたテーブル席でのんびりといただきました。
今回のメインは遺品殿の見学です。遺品殿については、別記事で詳しくご紹介しているので、こちらをご覧ください。

受付で「お抹茶券(300円)」を購入しました。野点でお抹茶を飲むことができます。
美味しいおまんじゅうを頂いた後に、お抹茶をいただきました。
野菜や海産物などを販売する露天もありました。
まとめ
「彰徳苑みたま祭」は札幌護国神社にとって、戦没者の慰霊碑を慰める重要な年中行事ですが、奉納行事によって地域の方々との交流を深める地域イベントでもあります。奉納行事に参加しながら慰霊碑を見学するなど、戦争に関する知識を深めることも可能です。
せひ気軽な気持ちで、札幌護国神社まで足を運んでみてはいかがでしょうか。
