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高級賃貸マンション「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」を見学してきた

「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」の1階ロビー

こんにちは。「札幌の栞」管理人どさんこケルスです。

北大植物園の北側に建っていた歴史的建造物「伊藤邸」跡地に、住友不動産の高級賃貸マンション「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」が完成して半年以上が過ぎました。

今、現地はどのようになっているのか、トコトコ散歩してきたのでレビューしておきます。

植物園並みの原生林は今も健在でしたよ!

どさんこケルス
どさんこケルス
秋の散歩は気持ちいいね

旧「伊藤邸」とは

つい近年まで北大植物園の北側には、伊藤組土建株式会社の名誉顧問である伊藤義郎氏の私邸がありました。

札幌駅前を東西に走る北5条通りを挟んで北大植物園と向き合う伊藤邸の敷地には多くの原生林が残り、旅人からは植物園の一部だと間違われたものです。

邸内には大正時代に建てられた豪華な洋館が建っていて、これは「さっぽろ・ふるさと文化百選」にも指定されている貴重な歴史的建造物でした。

個人住宅故、外部者の見学は叶いませんでしたが、アメリカ留学の経験のあった2代目当主伊藤豊次氏の嗜好を反映して、西海岸パサディナの住宅のイメージが採り入れられていたと言います。

札幌中心部では知事公館に次ぐ豪奢な洋風建築とも謳われていましたが、平成27年(2015年)マンション建築のために解体されました。

明治時代には植物園内のメム(泉)から流れ出た川が、伊藤邸、偕楽園を通って北大キャンパスまで続いており、秋には鮭が遡上していたそうです。

どさんこケルス
どさんこケルス
偕楽園には鮭の孵化場まであったんだ

旧伊藤邸散歩

秋が深まりつつある10月、旧伊藤邸跡地をトコトコと散歩してきました。

噂の高級マンションを観たかったのと、伊藤邸の敷地内にあった原生林がどうなっているのか、確認したかったからです。

札幌駅から伊藤邸までは北5条通りを歩いておよそ10分。大丸札幌店、センチュリーロイヤルホテル、三井ガーデンホテル札幌、京王プラザホテル札幌と通り過ぎると、信号の向こう側に鬱蒼とした森が見えてきます。

伊藤家の森の南東端。左側には北大植物園がある。伊藤家の森の南東端。左側には北大植物園がある。

北5条通りを挟んで南側にあるのは北大植物園、そして我々が直進している北側に見えているのが今回の目的地である旧伊藤邸跡地です。

南東から見上げる「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」は高層階だけが見える南東から見上げる「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」は高層階だけが見える

北5条通りの歩道にはいくつもの大樹が立ち並んでいます。

札幌では道路を整備する時に古い樹木を保存したので、このように道の真ん中に大きな樹が立っていることも珍しくありません。

歩道上で保存されている樹木歩道上で保存されている樹木

森の向こう側に噂の高級賃貸マンション「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」の高層階が見えていました。

そのまま北5条通りを歩いて行くと、南側に面している正門跡には3代目当主「伊藤義郎」氏の表札がしっかりと残っていました。

旧伊藤邸時代の正門には伊藤義郎氏の表札が残る旧伊藤邸時代の正門には伊藤義郎氏の表札が残る

それにしても北5条通りの歩道は、昼なお暗いという表現がぴったり(笑)

昼なお暗い北5条通りの歩道。森の樹が歩道を覆い尽くしている昼なお暗い北5条通りの歩道。森の樹が歩道を覆い尽くしている

夕方から夜にかけては相当数のカラスが寝泊まりしていそうです。

どさんこケルス
どさんこケルス
足元には大量のカラスの糞の痕が…

伊藤邸の森を西側から回り込んで北へと向かいます。

敷地を取り囲むように緑色の大きな塀が巡らされていて、その塀の向こう側には鬱蒼とした森の樹が茂っています。

伊藤家の森の西側は緑色の高い塀で囲まれている伊藤家の森の西側は緑色の高い塀で囲まれている

森の中には高層マンションが建っているはずなのですが、森の樹に遮られて建物はほとんど見えません

伊藤邸跡地の北側は「北6条エルムの里公園」として整備されています。

北6条エルムの里公園。右手には伊藤家の森を囲む緑色の塀がある北6条エルムの里公園。右手には伊藤家の森を囲む緑色の塀がある

一部はJR北海道の高架下を利用する形になっていて、ここが鉄道脇の敷地であることを思い出させてくれました。

そして、伊藤邸の森の周りには相変わらず緑色の塀が巡らされていて、この中に個人の私邸があったとか高級賃貸マンションがあるとか、指摘されなければ全然気付かないレベルだと思います。

森の隙間から見える「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」森の隙間から見える「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」

「北6条エルムの里公園」を東端まで行ったら、塀に沿って南へ曲がります。

噂の高級賃貸マンション「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」のエントランスは東側を向いて、伊藤邸の森の東端にありました。

「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」の正面は東側を向いている「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」の正面は東側を向いている

エントランスの正面は京王プラザホテル札幌の裏側に面していて、小さな通りを挟んでホテルの人たちが忙しそうに荷物の上げ下ろしをしています。

高級賃貸マンションのエントランスから臨む景観として、ホテルの裏側というのはちょっとイメージと違っていたかも(笑)

かつては伊藤邸の裏玄関(勝手口)だったところがマンションの出入り口になっていました。

「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」の正面入り口を南側から臨む「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」の正面入り口を南側から臨む

昔はここに守衛さんが立っていて、屋敷に出入りする人をチェックしていたものです。

マンションの敷地内はさぞかし広いのだろうと想像していましたが、伊藤邸の森とマンションとの間には柵が巡らされていて、どうやら自由に森へ入ることはできないみたいです。

マンション敷地内にも柵があって森には入れないようになっているマンション敷地内にも柵があって森には入れないようになっている

伊藤さんが売却したのも、かつて邸宅が建っていた敷地の一部だけで、周囲の森は依然として伊藤家が管理しているということなのかもしれませんね。

マンション前から見上げる「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」マンション前から見上げる「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」

こうして無事に伊藤邸の森を回る散歩は終了。

噂の高級賃貸マンション「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」も間近で見学できて大満足です。

まとめ

それでは最後に、伊藤家の森の周りを歩きながら高級賃貸マンション「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」を見学してきた今回の散歩のポイントをご紹介します。

原始林の残る森は健在
・マンションの存在感はほとんどない
夕方のカラスが心配

まずは、原始林も含まれているという伊藤家の森が健在だったことに一安心です。

内部に立ち入ることはできませんが、それはマンション居住者の方もきっと同じ状況なのでしょう。

そして、そんな森に囲まれているため、高層マンションの存在感はほとんどありません

地上を歩いている分には見えるのは鬱蒼とした森ばかりで、その奥に立つマンションまで視界が届かないためです。

時折樹の陰からマンションの一部が見えるくらいなので、周囲の景観への影響も最小限に抑えられているのではないでしょうか。

唯一気になったのはカラスの多いこと

街のカラスの多くが、この伊藤家の森で寝泊まりしていると思われますが、マンションへの影響はないものなのでしょうか。

今度関係者の方にお尋ねしてみたいと思いました。

以上、参考になれば幸いです!

ABOUT ME
ささら
ささら
札幌ソロ活代表。18歳のとき、住みたい街ランキング1位の札幌に移住。カフェ巡りと文学散歩を軸に、季節の札幌散策を楽しんでいます。好きな言葉は「振り出しに戻る」。
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