札幌大丸藤井セントラルで、マルマン創業100周年の限定アイテムを購入してきました。
100年の歴史の中でロングセラーとなっている人気アイテムのミニチュアです。
文房具好きで、さらにミニチュア好きの方は必見です!
マルマン100年の歴史を振り返る
マルマンは1920年(大正9年)に創業した老舗のノートブランドです。

東京神田で創業した井口興一は「子供たちが思いきり夢を描けるように」との想いで学習用スケッチブックの製造販売を開始、都内だけではなく、関東や東北地区の官公私立中学校約600校を対象として学習用スケッチブックの製造販売を専門に行いました。
ちなみに、大正9年というのは「国際連盟」が設立された年で、わが国の当時の国名は「大日本帝国」でした(笑)
平塚らいてうや市川房枝が新婦人協会を結成して、女性運動を本格化させたのも大正9年。
大正デモクラシー渦巻く大日本帝国で、マルマンは産声をあげました。
戦時中、中断していた事業は、戦後の1947年(昭和22年)、「株式会社丸万商店」の新社名とともに、新たなスタートを切ります。
戦後は物資不足の中で細々とスケッチブックの製造を再開しますが、1958年(昭和33年)には、その後ロングセラーとなる「図案スケッチブック」の販売を開始。
黄色と深い緑の大胆で温かみのある表紙は、「デザイン(図案)」という概念がまだ未成熟だった当時としては、画期的なデザインだったそうです。

1962年(昭和37年)、高度経済成長の中で「マルマン株式会社」に社名を変え、1970年(昭和45年)には「クロッキーブック」の発売を開始するなど、次々とヒット商品を送り出しました。
2004年(平成16年)には、ビジネスノートの先駆けであり定番商品ともなる「ニーモシネ」の製造を開始、「書くこと、考えることが創造的にする」がキャッチコピーでした。
ブランドを代表する人気定番商品の「図案スケッチブック」は、2008年(平成20年)にグッドデザインロングライフデザイン賞を受賞するなど、今もなお、多くの人たちに愛されるアイテムとなっています。
これから先の100年が楽しみですね、マルマン!
札幌大丸藤井セントラルのマルマン100周年記念フェア
さて、そんなマルマンが今年2020年に100周年を迎え、様々な限定アイテムを発売しています。

人気アイテムの限定商品なので、今を逃すと二度と手に入らない!

札幌東急の東急ハンズや札幌ロフトへ行くたびにマルマン100th記念コーナーを見て、何を買おうかと悩んでいたのですが、先日、札幌大丸藤井セントラルへ行ったときに、限定ミニチュアアイテムを買ってきました。

札幌大丸セントラルでは2階「文具のフロア」で、マルマン100周年記念フェアを開催中で、多くの限定グッズを販売中です。
本当にいろいろな限定アイテムが並んでいるので、何を買おうか、真剣に悩んでしまいます。

図案スケッチブックをモチーフにしたスマホケースとかもあって、持ち歩いていたら注目されそう(笑)
マルマン100th限定のミニチュアアイテムを買ってみた
さて、今回僕がチョイスしたマルマン100周年限定商品は、ミニチュアのノートが2つ。

ひとつは、1958年(昭和35年)発売の超ロングセラーアイテム「図案スケッチブック」のミニチュア版。
やっぱり、マルマンといったら、まずはこれですよね。
ヴィジュアルはもちろん、素材もオリジナル商品とまったく同じ紙を使用しているので、まさしく本物のミニチュアです。
文房具に限らず、僕はミニチュアマニアなので、こういうアイテムにはかなり弱いです。
ミニチュアコレクションとして、大切に飾っておきたいくらいにかわいい(笑)

そして、もうひとつは、1970年(昭和45年)発売「クロッキーブック」のミニチュア版です。
「図案スケッチブック」の昭和レトロなデザインとまた違って、モダンでクールな表情が近未来を予感させる、アーティスティックなヴィジュアル。
とにかくカッコイイ「CROQUIS」のモダンなロゴは、デザイナー多田進さんのデザインで、丈夫な表紙の素材は、当時アメリカで使われていたコカコーラの6本入り紙パックのボトルケースだったそうです。
とにかく新しい要素がたくさん詰め込まれている、まさに未来へと続くスケッチブックだったんですね。

今回は、こんなに素晴らしいデザインのスケッチブックのミニチュア版を手に入れることができて、本当に幸せだなあと思います(笑)
この大きさは既にメモ帳サイズですが、オリジナル商品の歴史を凝縮していると考えると、小さいのに重いようにも感じられます。
歴史のあるアイテムって、本当にいいですよね。
まとめ
札幌大丸藤井セントラルでは「マルマン100周年記念フェア」を開催中。
人気定番商品のミニチュアをはじめ、たくさんの限定アイテムが並んでいます。
マルマン100年の歴史を、ぜひ手に取ってみてください。
マルマン創業100周年記念特設サイト
http://www.e-maruman.co.jp/maruman100th/