北海道でコンビニアイスを食べるならセイコーマートがおすすめ。
おかしな専門店で食べるよりも、ずっとおいしいですよ。
絶対的に美味しいソフトクリームは札幌にも少ない
ソフトクリームが好きだから、いろいろなお店のを食べ歩いている。
札幌と言えば、美味しいソフトクリームを食べられる街、というイメージがあるけれど、実際には、美味しいソフトクリームを食べられるお店というのは、そんなにない。
たぶん、そこそこに美味しいお店はあるけれど、絶対的に美味しいお店っていうのが少ないんだと思う。
個人的に一番美味しいと思うのは、南円山にある「ジェラテリア クレメリーチェ」で、夏に限らず年間を通して美味しい。
開店した日から通い続けていて、これまでに500回以上リピートしていると思う(もっとかも)。
イートインスペースはあるけれど、基本的にはテイクアウトなのが残念。
ただ、クレメリーチェはジェラート専門店であって、ソフトクリーム屋さんではない。
しかも、僕が食べるのはほとんどフルーツソルベで、ますますソフトクリームからは遠い。
絶対的に美味しいソフトクリームといったら、学校法人八紘学園北海道農業専門学校の中にある八紘学園農産物直売所のツキサップソフトクリーム。
最近は、逆さにしても落ちないような溶けないソフトクリームが人気だけれど、八紘学園のソフトクリームは受け取った瞬間から溶け始める。
インスタグラム用の写真なんか撮ろうと思ったら、まさしく時間との戦い。
札幌市内でも絶対最強のソフトクリームだと思うけれど、残念ながら夏の間しか売っていない。
しかも、2023年からは、牛乳やヨーグルト、アイスクリームを含め、乳製品の製造を全面的に休止する(!)という。
ソフトクリームを食べたくなったときの、最後の砦だったのに、悲しい。
普段の週末は、そこそこに美味しいなあと思うお店を利用している。
そこそこに美味しいなあと思うお店とは、何度でもリピートしたくなるお店のこと。
日常生活の中には、そこそこに美味しいソフトクリーム屋さんが、一つか二つあればいい方だろう。
インスタで話題のお店というのは、一度は行ってみたいけれど、意外とリピートしないお店というのが多い。
こういうお店は、観光客には良いかもしれないけれど、地元民が日常生活の中で使うお店ではない。
映えることと美味しいことは、根本的に違う問題なのだ。
そこそこに美味しいという安心感を売っているセコマ
毎週末にソフトクリーム問題のことで悩んでいると、コンビニのソフトクリームが意外と美味しいことに気づく。
しかも、北海道の場合、セイコーマートという極めてクオリティの高い、地元のコンビニがある。
ソフトクリーム難民になって、結果、さほど美味しくないソフトクリームを食べるくらいだったら、セコマのソフトクリームを食べた方がいい。
これは、絶対的な真実だと思う。

セコマはオリジナル・アイスの種類が多いから、いろいろと食べ比べる楽しさもある。
種類が多いということは飽きないということでもある。
店舗が多いから、気軽にフラッと買いに行くことができる。
大抵の場合、カフェや専門店のソフトクリームよりも値段が安い。
どう考えても、コスパはセコマのソフトクリームの方が良いに決まっているのだ。
旅行気分を味わいたければ、インスタで人気の専門店へ行けばいい。
ゆっくりと寛ぎたければ、ホスピタリティの良いカフェへ行けばいい。
日常生活の中で美味しいソフトクリームを食べたければ、セコマで買ってくればいい。
そんな住み分けができるところが、札幌市民の大きなメリットなのではないだろうか。
自分的に一番人気は、北海道産赤肉メロンを使った北海道メロンソフト。
この間、セコマ会長(?)の講演を聴いたけれど、北海道メロンソフトが誕生するまでの苦労話はおもしろかった。
最近はベルギーチョコソフトもお気に入り。
コンビニのチョコソフトとは思われないクオリティがある(不思議だ)。
定番の北海道クリーミーソフトは安心の美味しさで、いわゆる「そこそこに美味しいソフトクリーム」をコンビニで買うことができる。
食べ物を買うときに、いつも思うんだけれど、そこそこに美味しいものを買うのって、意外と難しい。
セコマは、そこそこに美味しいという安心感を売っているコンビニ、と言うことができるのではないだろうか。
何度でもリピートできる安心感。
日常生活に必要なお店は、そんなお店なんだと思う。