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黒い雪虫に注意。「さっぽろ焼き芋テラス2023」と中島公園のイチョウ並木を歩く。

黒い雪虫に注意。「さっぽろ焼き芋テラス2023」と中島公園のイチョウ並木を歩く。

秋の中島公園を散歩してきました。

話題の「さっぽろ焼き芋テラス2023」は、凄い混雑。

イチョウの黄葉は、来週末あたりがピークだと思われます。

中島公園の魅力とは?

秋の中島公園。イチョウが黄色に色づいている。秋の中島公園。イチョウが黄色に色づいている。

札幌には、散策コースがたくさんあります。

札幌駅前通りの突き当たり、大通公園の南側に位置する中島公園は、市民の憩いの公園です。

広大な公園の中には、貸しボートのある大きな池や北海道立文学館、コンサートホール・キタラなどの文化施設があります。

1989年には、日本公園緑地協会によって「日本の都市公園100選」にも選ばれました。

ちなみに、札幌から選定されたのは、中島公園のほかに大通公園のみで、北海道全体でも、常磐公園(旭川市)と北海道子供の国(砂川市)の計4か所でした。

中島公園の魅力は、札幌中心部から近いことでしょう。

札幌駅からは地下鉄南北線利用で3駅(さっぽろ→大通→すすきの→中島公園)、徒歩でも20分程度と、ほぼ、札幌の中心部にある公園と言うことができます。

地下鉄駅からのアクセスも良好なので、気が向いたときに、ふらっと訪れることのできる都心の公園です。

園内に緑が多いということも、中島公園の魅力のひとつ。

秋には、銀杏や紅葉などの樹木が色づくため、散策を楽しむ札幌市民で賑わいます。

都会で自然を楽しむという意味で、中島公園は最高の環境にあるのではないでしょうか。

僕も、週末は嫁と二人で、中島公園を散策することが多いです。

中島公園の西側や南側は電車通りからも近いので、市電利用者にも便利な公園なんですよね(電停は「中島公園通」や「行啓通」「静修学園前」など)。

最近は、外国人観光客も多くて、日本語よりも外国の言葉の方が多いくらい(笑)

もっとも、早朝は観光客も少なくて、ジョギングや犬の散歩をする市民が中心なので、朝の散歩もおすすめです。

朝の静かな時間、公園の菖蒲池にはカメがたくさんいますよ。

さっぽろ焼き芋テラス2023の混雑状況

札幌の秋を楽しむ新しいイベント「さっぽろ焼き芋テラス2023」会場札幌の秋を楽しむ新しいイベント「さっぽろ焼き芋テラス2023」会場。

10月27日(金)から11月5日(日)まで、中島公園南9条広場で「さっぽろ焼き芋テラス2023」が開催中です。

場所的には、地下鉄駅から公園に入ってすぐのところ、札幌市こども人形劇場こぐま座・中島児童会館前の広場なので、すぐに分かると思います。

ていうか、たくさんの人が集まって大混雑しているので、公園に入った瞬間に分るでしょう。

このイベント、今年初めて行われるもので、札幌市内の人気焼き芋店6店が集まって、スペシャルな焼き芋やさつまいもスイーツ、ワインやクラフトビール、淹れたてコーヒーなどを販売しているんです。

初開催というのに、とにかく来場者数がすごくて、焼き芋やスイーツのお店の前には長い行列ができていました。

中島公園を散歩して、焼き芋を食べてという計画を立てていたのですが、あまりの行列に焼き芋は断念。

どうしても食べたいという方は、時間に余裕をもって並んだ方がいいみたいです。

ただ、クラフトビールのお店だけは、すぐに買えそうな雰囲気でした(笑)

会場内にはテーブルも用意されていて、のんびりスイーツとコーヒーを楽しむには、すごくいいイベントですね(もしも空いていれば)。

「雪虫」大量発生に注意

公園内の散策では黒い「雪虫」の大量発生に注意が必要。公園内の散策では黒い「雪虫」の大量発生に注意が必要。

注意点としては、今年は「雪虫」が大量発生していることです。

「雪虫」とは、初雪が近くなる頃に現われる小さな虫のことで、「雪虫が飛び始めると、初雪が降る」と、北海道では言い伝えられています。

例年は、雪のように白くて小さな虫がフワフワ飛ぶのですが、今年は例年と種類が異なるのか、黒くて小さな虫が大量発生しています。

専門家によると、例年飛んでいるのは、白い綿状のろう物質を付けた「トドノネオオワタムシ」で、今年飛んでいるのは、綿がない「ケヤキフシアブラムシ」だそうです。

今年の虫は、名前のとおり、欅(ケヤキ)の木がある公園や住宅街などで大量発生しているみたいですね。

「ケヤキフシアブラムシ」は、風の弱い晴れた暖かい日に、ササの根元からケヤキの木に向かって一斉に飛び立つそうで、ピークは10月下旬、山沿いのササが多い地域は要注意とのことです(ソースは『北海道新聞』)。

一方の「トドノネオオワタムシ」は暑さに弱いため、今夏の猛暑の影響で、あまり繁殖しなかったとか。

現在、札幌市内では、黒くて小さな「ケヤキフシアブラムシ」が大量発生しているので、公園などを散策するときは注意が必要。

当然、髪の毛や顔にも付くし、コートやリュックのあちこちにも、小さな虫がくっついていました(泣)

外で飲食する際は、虫を食べないように、かなり気を付けた方がいいようです。

まとめ

都市公園制度制定150周年~中島公園のあゆみ~。都市公園制度制定150周年~中島公園のあゆみ~。

地元を散歩をして、地元のおやつを食べる。

我が家における週末の楽しみ方のひとつですが、人気イベントで飲食するのは、やっぱり難しいですね。

黒い「雪虫」が多かったこともあって、今日はおやつをあきらめました。

楽しみをルール化すると逆に楽しくないので、無理のない範囲で、ゆるく楽しみたいと思います。

来週は食べられるかな、中島公園の焼き芋。

ちなみに、中島公園では、「都市公園制度制定150周年~中島公園のあゆみ~」の説明版も設置されています。

イチョウ並木を散歩して、焼き芋食べて、中島公園の歴史を学んで、なんていうコースはいかがでしょうか。

ABOUT ME
kels
札幌住み歴38年目。「楽しむ」と「整える」をテーマに、札幌ライフを満喫しています。妻と娘と三人暮らし。好きな言葉は「分相応」。