雪の夜カフェ「宮越屋珈琲 THE CAFE」へ行ってきた

雪の降る夜には、雪の降る夜に似合うカフェでコーヒーを飲みたくなります。そんな僕が今宵チョイスしたお店は、藻岩山麓にある「宮越屋珈琲 THE CAFE」。雪の夜になぜか僕はこの店が恋しくなるんですよね～。

「宮越屋珈琲」創業者である宮越陽一氏が、学生時代に中島みゆきとギター仲間だったことは有名な話ですが、僕がこの店を訪れているのは、もちろんそんなエピソードだけが理由ではありません。この店には雪の夜に訪れたくなる、それなりの理由があるのです。

店内には1階と2階にカフェスペースがあるけれど、僕は窓際にある1階のテーブル席が好きです。降る雪を眺めながら熱いコーヒーを飲んでいるだけで、とても贅沢な時間を過ごしている気持ちになれます。

この店の珈琲は一杯ずつ丁寧にネルドリップで淹れています。熱湯を注ぐカウンターマンの真剣な表情を見ているのは、珈琲好きの人間にとって幸せな時間。店内に漂うコーヒーの香りもたまりませんね。

宮越屋の自家焙煎珈琲は札幌流の深煎り珈琲。札幌スイーツには札幌の深煎り珈琲が良く似合う。長い冬の夜を過ごすのに最高の組み合わせだと思います。

本を読みながらコーヒーを飲んでケーキを食べる。店は静かで、外では雪が降り続いている。明日は休みで、夜はまだまだ長い。

そんな贅沢な時間が、世の中にどれだけあるでしょうか。雪の夜だけの小さな幸せ。かけがえのない時間が、このお店には流れているのです。

http://sukidesu-sapporo.com/2019/08/06/sapporo-osyarecafe/