北海道旅行で気になることのひとつに「寒さ対策」があるのではないでしょうか。
「さっぽろ雪まつり」が開催されているような真冬はともかくとして、春や秋の札幌旅行ではアウター選びに戸惑うことが多いのではないかと思います。
今回は、札幌で暮らす市民目線から、札幌の季節の移り変わりに合わせたアウターの選び方について、ご紹介したいと思います。
北の街・札幌では、初秋から晩春まで、かなり長期間に渡ってアウターのお世話になることが多いので、多くの札幌市民は、季節に合わせたアウターを数種類用意しているのが普通だと思います。
ファッション好きな方にとっては、いろいろなアウターを着ることができるので、それはそれで楽しみなわけなんですが(笑)
でも、アウターってすごく嵩張るので保管が本当に大変なんですよね…
今回は、管理人が実際に所有しているアウターの中から、それぞれ代表的なものを紹介していこうと思いますが、考えてみると、クローゼットひとつがほとんどアウター専用状態って(笑)
なお、冬のセールでアウターを購入予定の方は、別記事「バーゲンセールで失敗しない!賢くお得なショッピングのコツ」も併せてご覧ください。
https://sukidesu-sapporo.com/2019/11/26/bargain-sale/
(2023/12/03 16:06:55時点 Amazon調べ-詳細)
北海道では広域性に注意
はじめに注意しておきたいのは、北海道は非常に広域であるということ。
一口に北海道と言っても、札幌と函館と旭川と釧路と稚内と網走とでは気候が全然異なります。
札幌で暮らしている僕でさえ、道内の地方都市へ出かける際には現地の気候に注意しながら服装を選んでいます。
今回は札幌を基準とした冬のアウター選びについて解説を進めていきますが、時期や目的地によっては多少のプラスマイナスが必要だということに注意してください。
(2023/12/03 18:48:37時点 Amazon調べ-詳細)
北海道には細かい季節がある
次に注意しておきたいのは、北海道の冬は長く、この長い冬の中でも気候は移り変わっていくということです。
分かりやすく言うと、冬という季節はひとつではありません。
冬という季節の中に細かい季節がいくつもあります。
そして北海道で過ごすためのアウターは、この細かい季節に合わせたものを使うことが大切です。
冬の北海道旅行に出かけるときは、旅行する時期に注目してアウターを選びましょう。
(2023/12/03 06:58:03時点 Amazon調べ-詳細)
9月は長袖シャツが活躍
それでは、北海道でアウターを必要とする時期は、具体的にいつからいつまでなのでしょうか。
個人差はあると思いますが、ここでは一般的な札幌市民を基準として考えてみたいと思います。
はじめに9月は夏から秋への移り変わりの季節で、まだアウターには早いと思いますが、朝夕は気温が低いので羽織り物くらいはあった方がいいです。
管理人はカーディガンを愛用しています。
幅広く使えて便利なのが長袖シャツです。
半袖Tシャツの上から羽織ってもいいし、ボタンをしめて着てもいい。
暑ければ脱ぐこともできるので、季節の移り変わりにはレイヤードしやすい長袖シャツがお勧めです。
10月はライトアウターが活躍
10月は本格的な秋の季節です。
そろそろアウターが恋しくなりますが、真冬のコートを着るにはちょっと早すぎます。
この季節は丈が長くないライトアウターがお勧めです。
カジュアル派の方だったらフードパーカー、ナチュラル派の方にはカーディガン、クール派の方にはコーチジャケット、アウトドア派の人はフィールドコート(マウンテンパーカー)といった具合です。
北海道では冬の訪れが早くて、ライトアウターが活躍する季節は意外と短いので、新しいライトアウターを買ったという人は、10月のうちにたくさん使いましょう。
冬が近くなってライトアウターを着ていると、寒いけどお金がなくて我慢している人に見えてしまいます。
11月は薄手のコートが登場
11月はいよいよ秋が深まる季節であり、冬が訪れる季節でもあります。
例年、11月初旬の文化の日あたりで北大の銀杏並木の紅葉が見頃になりますが、この頃が札幌の秋のピークです。
銀杏の見頃が終わった後は、どんどん冬化が進行していきますので、アウターも少しずつ冬バーションへと移行していきましょう。
気温にもよりますが、11月に入ると丈の長いコートを着ていても違和感はありません。
10月下旬から11月上旬くらいの間にコート派の人たちが増えます。
ただし、重たいウールのコートにはまだ早いので、コットン素材の薄手のコートがお勧めです。
バーバリーのトレンチコートが活躍するのも、この季節です。
12月はウールのコートが登場
12月に入ると雪の日も多くなってきますが、意外と積雪は多くありません。
例年の感覚で言うと、札幌の中心部ではクリスマスくらいまでは雪があったりなかったりといった感じですが、季節としては完全な真冬です。
新しいコートを買った人は惜しまずにこの時期に使いまくりましょう。
雪が積もると北海道の街にはウール素材のダッフルコートが似合います。
フードが付いているコートは雪が降ってきたときも安心です。
ショート丈コートは軽快でカッコイイのですが、気温が低い北海道では、なるべく丈の長いコートの方が暖かいのでお勧めです。
1月はダウンジャケットが大活躍
1月は北海道の冬のピークです。
札幌の街では毎日雪が降りますし、最高気温が氷点下という真冬日が連日続きます。
いわゆる真冬のアウターが活躍するのが、この季節です。
もしもダウンジャケットを使いたいという方は、この季節に使いまくりましょう。
ウール素材のオーバーコートもこの季節に大活躍します。
ちなみに1月に入った瞬間に、札幌の街には真新しいコートを着た人たちでいっぱいになります。
皆さん、冬のセールでコートを新調しているからです。
だから、シーズン初めにニューコートを買った方は、年が明ける前にたくさん使わないと損をした気持ちになりますよ(笑)
2月もウールコートが活躍
2月の札幌は真冬のピークから春の始まりへの移行が始まる季節です。
2月上旬には国際的な観光イベント「さっぽろ雪まつり」がありますが、この時期にはそろそろ昼間の気温が高くなり初めていて、毎年暖気で雪像が崩れたとかいうニュースが流れます。
ただし、真昼以外は氷点下の気温なので真冬のコートが必須です。
雪まつりが終わっても雪は降り続きますが、1月には見られなかった青空の日も多くなり、真冬日もめっきりと少なくなっていきます。
気持ち的にはそろそろ春への移行を始めたいところですが、実際の気温はまだまだ低いので注意しましょう。
3月はコートも薄手に移行
3月に入ると、さすがの札幌もそろそろ春めいてきます。
街の雪も溶け始めて、昼間の気温もどんどん高くなっていきます。
ただし、冬の間着続けてきた重いコートを北海道の人たちはなかなか脱ごうとはしません(笑)
実際の気温はまだまだ低いのでダウンジャケットを着ている人たちも多いですが、季節的にはダウンジャケットも卒業したいところです。
卒業旅行で札幌を訪れる場合はアウター選びに苦労しそうですが、3月前半くらいまでは東京地方で真冬に使っていたコートで全然大丈夫です。
3月後半からは本格的に春コートの出番です。
ショート丈のコートを持っている方は、この季節にたくさん使うと良いでしょう。
2020年3月20日(金・春分の日)、街には春コートを着た市民の姿が目立つようになりました。この日の最高気温は9.1℃。やはり、気温が10℃近くなると、春らしくなったなあという感じがしますね。新型コロナウィルスに対する北海道の緊急事態宣言が19日に解除されたばかりの3連休で、ライトアウターでショッピングを楽しんでいる人たちが多かったようです。ただし、この日の夜9時の気温は3.2℃。1日の気温差が大きいということに、くれぐれもご注意を。
4月は薄手コートに移行
4月に入ったらさすがに季節も春という感じがするので、真冬のコートを着ている人はいなくなります。
この時期の季節感は東京と1か月違うという感覚です。
季節の変わり目に活躍できるコットン素材の薄手のコートなどを着て対応していくと良いでしょう。
東京の桜の季節に活躍するサクラコートは北海道でも桜の季節に大活躍です(4月下旬~5月上旬)。
5月までライトアウターは大活躍
5月の札幌は春とも初夏とも言える微妙な季節です。
一日の中での気温差も大きいので服装には注意しましょう。
カーディガンやフードパーカー、コーチジャケットなどのライトアウターで朝夕の寒さに対応することが大切です。
札幌の5月上旬は桜が咲いてお花見の季節なので、各地のお花見の季節で使っているようなアウターが使えるということになります。
ゴールデンウィークの北海道旅行では、お花見の季節に使えるようなライトアウターを選びましょう。
いかがでしたか
北の街・北海道で注意すべきことは、防寒対策をしっかりとするということだと思います。
寒くて活動できないということになると、北海道の楽しみが大きく失われてしまうので、とにかく寒さ対策には万全の体制で臨みましょう。
インスタグラムでは北海道のオシャレな人たちのコーデ写真もたくさん紹介されているので、季節の服装に悩んだときには参考になります。
ぜひ暖かい服装で寒い季節の北海道を楽しんでください!
https://sukidesu-sapporo.com/2019/11/20/abraham-moon/
https://sukidesu-sapporo.com/2019/01/07/fuyugutu/
