北海道立文学館で「北海道の俳句」展が始まりました。俳句って普段はなかなか触れることが少ないジャンルかもしれませんが、実は意外と北海道内でも根強い人気を誇っていて、歴史もあるんです。今回の特別展では、北海道俳句の黎明期である江戸時代から現代まで、北海道の俳句の歴史が丁寧に解説されています。この機会にちょっと俳句デビューしてみませんか?
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北海道立文学館のこと

道立文学館は中島公園の中にある北海道立の施設で、北海道の文学に関する資料を網羅的に収集・保存しています。館内展示は常設展と特別展に分かれていて、それぞれ入場料が必要。特別展は年に何度か入れ替わるので、あらかじめ年間スケジュールをチェックしておきましょう。
1階はロビースペースになっていて、展示室は地階。吹き抜けの大きな窓ガラスがあるので、地階にある喫茶スペースまで館内はとても明るい雰囲気です。
「北海道の俳句 ~どこから来て、どこへ行くのか~」展のこと

今回の特別展では、北海道の俳句が「どこから来たのか」という視点から、歴史を軸として所蔵資料をもとに北海道の俳句史が整理されています。江戸期に来道した松窓乙二をはじめ、北海道には歴史の節目節目に道外各地から多様な俳句文化が流入し、それぞれの時代ごとに北海道らしい俳句文化が根付いてきました。それは全国的に見ても、極めて特異な歴史を持っていると言われています。北海道の歴史とともに歩んできた民衆文芸・俳句の過去の記憶が、時の流れの中で次第に薄れつつあるとしたら、それはとても寂しいことだと思うのです。がんばれ、北海道の俳句文化!
「北海道の俳句」展の見どころ
展示は、江戸後期、明治期、大正期、昭和①②③④、平成の各時代ごとに区分されています。北海道の俳句文化は、東京で活動する大御所俳人の来道に合わせて盛り上がりを見せてきた歴史があるので、こうした俳人の動きにも注目しています。さらに、炭鉱俳句など北海道の風土に深く根差した俳句文化の隆盛も忘れることができません。文学館の観覧は解説を熟読することが中心になるので、時間には余裕を持つことをお勧めします。
「北海道の俳句」展のお勧めポイント
最後に、「北海道の俳句」展のお勧めポイントをご紹介します。
・北海道の俳句の歴史を網羅的に学べる
・北海道の風土と俳句との密接な関係を理解できる
・有名俳人が北海道で作った俳句を読むことができる
だれでも、いつでも始めることができる! まずは文学館で北海道俳句の魅力に触れてみてください。
・会場/北海道立文学館
・住所/札幌市中央区中島公園1番4号
・観覧料/一般500円、高大生250円、中学生以下・65歳以上は無料、団体割引あり
・開館時間/9:30~17:00 (入場は16:30まで)
・休館日/毎週月曜日、2月12日(火) ※2月11日(月)は開館
・アクセス/地下鉄南北線「中島公園」から徒歩6分くらい
・駐車場/あり
