北海道大学の近くにあるカフェ「苺館」へ行ってきました。
1980年11月の開店から40周年を迎えて、札幌の老舗カフェはますます魅力を増していますよ。
店名:苺館
電話:011-736-9456
住所:札幌市北区北14条西3丁目1-33
最寄駅:JR札幌駅
駐車場:なし
営業時間:11:00〜18:00
定休日:日曜、祝日
2020年11月、苺館は40周年を迎えた
苺館は、1980年11月に開店した札幌のレトロカフェです。

石造りの外観と赤い苺のオブジェが目印で、北大生を中心に、地域の人たちに愛される喫茶店として、今年で40周年を迎えました。
「チャイにラッスィー、自家製ケーキにアイリッシュフォーク。外での時間を忘れてマトンカレーを食べると、生まれ変わった自分が思い浮かぶかも(「札幌便利帳」1989年)「3種類あるカレー650円が人気。冬はだるまストーブがあったかいんだ(「YELLOW-PAGE」1993年)」「自家製のパイと本格チャイで優雅な午後を(「Yellow Page」1998年)」「時の流れに身をまかせてティータイム(「Yellow Page」2000年)」…
古いガイド本の中でも、苺館は常に自分だけの時間を過ごすことができる喫茶店として紹介され続けてきたようですね。
銘柄紅茶をティーポットで楽しむ
苺館の特徴はイギリス式であるということ。

喫茶店メニューといえば「紅茶」が当たり前だった時代に、苺館は「ダージリン」「アッサム」「ニルギリ」と、銘柄紅茶を飲ませるお店として話題になりました。
その紅茶もポットでの提供と、紅茶に対するこだわりが伝わってきます。
シルバーのティーストレーナーを使って、ティーポットからティーカップへと紅茶を注ぐ。
紅茶好きには絶対にお勧めですよね。
マトンカレーと自家製ケーキを楽しむ
苺館のお勧めといって、すぐに思いつくのが、マトンカレーと自家製ケーキ。

ランチタイムにはマトンカレーを、ティータイムには自家製ケーキと紅茶のケーキセットが、苺館で絶対にお勧めの鉄板メニューなんです。
自家製ケーキは日替わりですが、永遠定番の「パンプキンパイ」と「りんごとアーモンドのタルト」は間違いなくお勧め。
いろいろと移り変わってゆくものよりも、苺館は「長く変わらないもの」を楽しむことができるんです。
ちなみに、ケーキは単品300円でテイクアウトもできますよ。
中世ヨーロッパのような雰囲気を楽しむ
苺館は石造りの喫茶店。

まるで中世ヨーロッパの世界に迷い込んだかのような店内では、本当に時間が止まっているかのような印象を受けます。
明るすぎない照明が、そこが2020年であるということを忘れさせてくれるでしょう。
これこそ、まさに隠れ家カフェ。
日常生活を忘れて逃げ込む場所としては、あまりに素敵過ぎるのではないでしょうか。
札幌の冬は苺館で暖かく過ごそう
今も年に何度か訪れている絶対定番カフェ苺館。
特に寒くなってくると、なぜか、苺館の紅茶が恋しくなってしまうのです。
苺館で午後の静寂を独り占め
14時過ぎの店内は、ランチタイムが落ち着いたところなのか、誰もいません。

いつものボックス席に座って、パンプキンパイとダージリンをオーダーします。
このお店のボックス席は一応4人掛けですが、2人程度で利用するのがお勧め。
ボックス同士の距離が近いので、他にお客さんがいるときは、会話のボリュームにも注意しましょう。
BGMはバッハと柱時計の時を刻む音
熱い紅茶を飲みながらパンプキンパイを食べていると、しみじみと幸せな気持ちになります。

本日のBGMはバッハ(このお店のBGMはバロック音楽かアイリッシュフォークのどちらかみたいです)。
音楽が鳴り終わると、柱時計が時を刻む音がコチコチと店内に響き渡ります。
ボーンボーンと鐘を打つ音が聴こえた時は、午後3時でした。
最初から最後まで他にお客さんはいなくて、まさしく贅沢な時間を独り占め。
極上のティータイムを過ごすことができました。
雪が降ったら、また行こうと思います。
なんたって、冬の苺館は最高なんですから。
https://sukidesu-sapporo.com/2019/01/31/ichigokan/
