旧・札幌ピープル

東京には、鰻屋とか天ぷら屋とか、文士が愛した老舗の名店がたくさんある

東京には文士が愛した老舗の名店がたくさんあるらしい

東京旅行で美味しいものを食べてきました。

東京でしか味わうことのできない名店の味です。

文士も通った老舗の名店を訪ねて

東京には老舗の名店が多い。

100年以上続いている店はごろごろあるので、さしたる自慢にはならないらしい。

北海道にはない、名店の歴史というやつである。

だけど、僕が重視するのは、名店を名店たらしめている、歴史的エピソードだ。

端的に言って、永井荷風が通った店だとか、池波正太郎のエッセイに紹介されている店だとか、そういうエピソードに僕は弱い。

味よりエピソード重視。

そして、東京には、文士も通った老舗の名店が、たくさんある。

せっかくの機会なので、文豪が愛した名店を、いくつか訪れてみた。

もちろん、3泊4日、贅沢な食事ばかりしているわけにはいかない。

ただでさえ、飛行機代とホテル代で莫大な出費になっているのだ。

メリハリをつけた東京つまみぐいの旅である。

新千歳空港の「かにめし」

旅行初日は、朝早い飛行機だったので、空港の売店でお弁当を買って食べた。

新千歳空港で食べるかにめしはうまい新千歳空港で食べるかにめしはうまい

空港で食べる弁当は、なぜかカニ飯が多い。

旅行気分を盛り上げてくれる、北海道らしいお弁当だ。

「梅の花」の豆腐料理

葬儀の時間ぎりぎりだったので、昼食抜きで葬儀会場に入る(残念)。

夕食は、葬儀に参列した身内で食事。

札幌にもある「梅の花」で、豆腐料理のコースをいただいた(精進料理?)

浅草ビューホテルの朝食ブッフェ

2日目の朝はホテルで食事。

浅草ビューホテルの朝食ブッフェは人気があることでも有名らしい。

浅草ビューホテルの朝食ブッフェ会場からはスカイツリーが見える浅草ビューホテルの朝食ブッフェ会場からはスカイツリーが見える

気合いを入れて、朝一番で26階のレストランへ向かう。

スカイツリーの見える窓際席は、さすがに眺望が素晴らしい。

ブッフェ料理もゴージャスだけど、ウインナーとベーコンでご飯を食べるのが、僕は好きだ。

贅沢な朝食ブッフェで、元を取ることはほぼ不可能だと悟った。

浅草寺の露店の焼きそば

ランチは、浅草寺の露店で、適当に焼きそばなんかを買い食いして済ます。

東京は、ちょうど桜が見ごろを迎えつつある。

浅草では桜の花が見ごろを迎えていた浅草では桜の花が見ごろを迎えていた

墨田公園では、ちょうど桜まつりなるイベントが始まったばかりだった。

「すみだリバーウォーク」で、桜の花とスカイツリーを楽しむ。

「甘味処 浅草いづ美」の白玉あんみつ

浅草散歩の途中、「甘味処 浅草いづ美」で一休み。

白玉あんみつに抹茶アイスをトッピング。

「甘味処 浅草いづ美」の白玉あんみつ。抹茶アイスをトッピング。「甘味処 浅草いづ美」の白玉あんみつ。抹茶アイスをトッピング。

歩き疲れていたせいか、秒で完食。

美味しかった!

夏目漱石の小説にも登場する老舗「鰻 やっこ」

夕食は、久保田万太郎も通ったという老舗の名店「鰻 やっこ」へ。

家族が食べたいというので、う巻を注文したけれど、僕はストイックにうな重だけを待つ。

『酒のほそ道』でも、うな重が出てくる前に、お腹がいっぱいになってしまう話、あったなあ。

「鰻 やっこ」のうな重は本当に最高だった「鰻 やっこ」のうな重は本当に最高だった

ここのうな重は本当に美味しかった。

札幌あたりのうなぎ屋とは、やっぱり違うような気がする。

何て言うか、いくらでも食べられそうな、うな重なのだ。

こんなうなぎ屋さんが近所にあったら、絶対に通ってしまうよなあ。

夏目漱石の小説に登場するのも納得の名店だと思う。

セブンイレブンのツイストドーナツ

3日目の朝食は、前日のうちにセブンイレブンで買っておいたツイストドーナツ。

本当はミスドを食べたかったんだけれどね。

神保町「天麩羅 はちまき」の天丼

この日は、浅草から神保町に移動しての古書店巡り。

葬儀も無事に終わったので、後は東京でフリータイムである。

日本文学を専門に扱う店を片端から回って、古本を買いまくる。

一番良かったのは「けやき書店」。

基本的に文庫本ではなく単行本で集めているので、買い物をするたび確実にトートバッグは重たくなっていく。

江戸川乱歩や井伏鱒二も通ったという「天麩羅 はちまき」の天丼江戸川乱歩や井伏鱒二も通ったという「天麩羅 はちまき」の天丼

ランチタイムは、江戸川乱歩や井伏鱒二が通ったという「天麩羅 はちまき」で天丼を食べる。

開店前から行列ができるくらいに人気の店だった。

欲張って、ご飯を大盛にしてもらったけれど、ほとんどのお客さんは「ご飯軽め」で注文している。

さすがに食べ過ぎの感じは否めない(笑)

午後も古本探しを続けて、神保町を行ったり来たりと歩き回る。

「神田伯剌西爾」のレアチーズケーキとブレンドコーヒー

喉が渇いたので、老舗の喫茶店「神田伯剌西爾」でひと休み。

「さぼうる」は休みで、「ラドリオ」は行列、「ミロンガ・ヌオーバ」も満席で、 「神田伯剌西爾」だけがするっと入店できたのだ。

「神田伯剌西爾」のレアチーズケーキとブレンドコーヒー「神田伯剌西爾」のレアチーズケーキとブレンドコーヒー

そういえば、旅行中まともなコーヒーを飲んでいなかった。

レアチーズケーキとブレンドコーヒーで生き返ったような気持ちになる。

高島屋で買ったテイクアウトのお寿司

昼に食べ過ぎたので、夕食は、高島屋で買ったテイクアウトのお寿司。

札幌ではあまり見かけない関西の押し寿司が珍しい。

高島屋で買ったテイクアウトのお寿司高島屋で買ったテイクアウトのお寿司

ホテルの部屋で食事をしていると、何だかホッとするなあ。

外食は楽しいけれど、やっぱり気疲れするらしい。

セブンイレブンのサンドイッチ

最終日(4日目)の朝食も、ホテルの一階にあるセブンイレブンで買ってきたサンドイッチ。

旅行も最終日ともなると、食事もいい加減になってしまう。

でも、セブンのサンドイッチは美味しかった。

コンビニは熱いコーヒーを飲めるところもいい。

東京ステーションシティ サピアタワーのスタバ

ホテルをチェックアウトした後、東京ステーションシティ サピアタワーのスターバックスコーヒーで、「クリーミー & スイート ミルクコーヒー」を飲む。

スタバのクリーミー & スイート ミルクコーヒースタバのクリーミー & スイート ミルクコーヒー

トールサイズだったけど、秒で飲み干してしまった、、、

憩ってるときに、仕事の電話がかかってきたのは興醒め。

一応、祝日(春分の日)なんだけどなあ。

「江戸切り 助六そば ぬる燗佐藤」のせいろ蕎麦

最後のランチは、東京駅グランスタにある「江戸切り 助六そば ぬる燗佐藤」で、冷たい蕎麦を食べる。

そういえば、老舗の蕎麦屋に行きたかったことを、すっかりと忘れていた。

「江戸切り 助六そば ぬる燗佐藤」のせいろ蕎麦「江戸切り 助六そば ぬる燗佐藤」のせいろ蕎麦

もり蕎麦を食べるときは、蕎麦に直接、唐辛子を振りかけて食べるのだけど、ここの唐辛子は、どういうわけか、ちっとも辛くなかった。

辛くない唐辛子というのは、ちょっと興醒めである。

ちなみに、蕎麦に直接、唐辛子を振りかけるのは、池波正太郎直伝の技だ。

エアドゥの機内サービスのホットコーヒー

午後イチの便で北海道へ帰るため、モノレールに乗って羽田空港へ移動。

モノレールの車窓風景は、何度見てもやっぱり最高だな。

羽田空港では、再びスタバでアイスコーヒーを買って、出発を待つ(スタバ好きすぎる)。

さすがに春休みの祝日とあって、飛行機は往復ともに満席。

機内サービスのホットコーヒー機内サービスのホットコーヒー(昆布だしじゃないよ)

機内サービスは、ホットコーヒーをチョイス。

自分は、なぜか、この機内サービスのドリンクというやつが苦手で、大抵の場合、眠ったふりをしてやり過ごす。

ドリンクサービスの提供を受けたのなんて、10年くらいじゃないだろうか。

別になくたっていいのにね、機内サービスのドリンク。

旅の締めは大丸札幌店の海鮮チラシ

札幌では、大丸札幌店で海鮮チラシを買って帰る。

東京から帰ったばかりで、さすがに食事の準備をする気にはなれないから。

ともかく、最初から最後まで食べまくりの3泊4日で、ちょっと罪悪感。

翌日の夜は、イタリアン「チルコ」で飲み会なので、また、食べ過ぎてしまうんだろうなあ。

ABOUT ME
kels
札幌住み歴38年目。「楽しむ」と「整える」をテーマに、札幌ライフを満喫しています。妻と娘と三人暮らし。好きな言葉は「分相応」。