東京都内で「都会のオアシス」を発見しました。
しんどいときにお勧めの逃避行スポットをご紹介します。
海外旅行並みにお金を使った東京旅行
身内に不幸があって、東京まで出かけた。
コロナ禍で旅行も制限されていたうえ、それなりに忙しくて満足に有休なんて使ったこともない。
仕事を休んで旅行するなんて、ずいぶん久しぶりのことだ。
春休みの卒業旅行シーズンで、春分の日を含む週末。
まして、直前の予約なので、飛行機もホテルもメチャ高い。
海外旅行できるんじゃないかと思いつつ、ヤケクソでハイソなシティホテルを予約して、土曜日の早朝、東京へと向かった。
都心のシティホテルは「都会のオアシス」だ
今回の旅の目的は、あくまでも身内のお葬式だけど、10人もいない小さな家族葬。
遺体を焼いて骨にするまで見送った後は、完全に気ままな東京旅行。
まずは、ホテルにチェックインしてゴージャスなベッドに体を横たえる。
久しぶりだなあ、こんなにのんびりするのは。
いつもの週末は、休みとはいっても緊急の呼び出しがあれば、すぐに出勤しなくちゃならない。
だけど、今回は無理。
なにしろ、東京にいるんだから。
ラインで報告事項は入ってくるけれど、札幌のオフィスへ出社することはできない。
そう考えると、本当に久しぶりに仕事のことを忘れることができたような気がした。

東京都心のシティホテルの一室。
ここは、僕にとって「都会のオアシス」だ。
これが、今回の記事を書こうと思った最初の動機である。
「心のオアシス」というのは、日常をできるだけ離れることが大切なのかもしれない(距離的に離れることが)。
あまり旅行なんかしたいと思わなかったけれど、健康な精神状態を保つために、旅行は必要なものなんだと感じた。
今年は、もっと旅行をしよう。
高層ビルに囲まれたビジネス街は「都会のオアシス」だ
日本橋に宿泊したので、東京駅まで徒歩圏内。
用事もないのに、ひたすらオフィス街を歩き回る。
ここで働いているビジネスマンにとって、ここは日常だけれど、旅行者の僕にとって、ここは非日常の異界だ。
夜の東京駅前で高層ビルを眺めていると、心が洗われるような気がする。
僕は、昔から都会が大好きな少年だったのだ。
人混みの雑踏の中に身を置く方が落ち着くタイプで、東京は人がたくさんいるから、安心できる場所がたくさんある。

高層ビルの建ち並ぶ風景も大好き。
ここは、僕にとって「都会のオアシス」だ。
東京のビジネスマンに、この気持ちは分からないだろうなあ(当たり前だけど)。
自分が東京のビジネスマンだったら、ここが「都会のオアシス」だなんて感じるわけがない。
いつまでもぼうっとしていたかったけれど、東京の夜は意外と寒い。
ちらほらと桜なんか咲いているんだけど、気温は、札幌とあまり変わらないような気がする。
薄手のニットと春コートで、ちょうど良かったみたい。
日曜日のスターバックスコーヒーは「都会のオアシス」だ
祝日のビジネス街は、想像以上に静かだ。
東京駅は、早朝から観光客でガヤガヤしているけれど、駅の周りを歩くと、静かな空間がたくさん見つかる。
東京ステーションシティ サピアタワーのスターバックスコーヒーなんて、信じられないくらいに閑散としている。
久しぶりだなあ、こんなに空いているスターバックスコーヒーって。

札幌は、ビジネス街と観光スポットが重なっているせいか、休みの日でも、スタバは旅行客で朝からいっぱい。
静かなスタバっていうのは、本当に貴重な存在なのだ。
東京って、こういう盲点みたいなスポットがあるからいい。
ここは、僕にとって「都会のオアシス」だ。
コーヒーを飲もうとしたところで、仕事の電話が入ったけれど、ここは東京、何があっても、僕は札幌へなんか戻ることはできない。
無責任っていうのは、健康な心に、本当に必要なものなんだなあ。
札幌にも、こんなスタバがあったらいいのに(お店は困るかもしれないけれど)。
東京は「都会のオアシス」の宝庫だ
3泊4日の東京旅行は、歩いてばかりの旅行だった。
歩くことがたのしい街、それが東京だと、僕は思う。
だから、お散歩系ブログが、あんなにたくさんあるのだ。
そして、歩いているうちに「都会のオアシス」的なスポットが次々に見つかるところも、やっぱり東京だなあと思う。
「都会のオアシス」っていうのは、都会にこそたくさんあるんだよね(当たり前だけど)。
大切なことは、日常生活から、いかに遠く離れるかということ。
日常を遠く離れるほど、仕事から離れることができるし、責任感から解放されることもできる。
今回は、身内の不幸で、やむを得ず札幌を離れたけれど、これからは、意識的にこういう時間を持ちたいと思った。
