旧・札幌ピープル

旭山記念公園のソフトクリームは八紘学園のやつに似ていてすぐ溶ける

旭山記念公園のソフトクリームは八紘学園のやつに似ていてすぐ溶ける

旭山記念公園は、多くの札幌市民に身近な公園である。

1991年(平成3年)6月に刊行された『歩く見る札幌』にも、次のような紹介がある。

小高い丘の上にあり、札幌の街を眺めるには絶好の公園です。とくにここから眺める夜景の美しさは定評があり、デートコースにも人気があります。市街地に向かって数段に分かれた、花壇や鐘などが効果的な配置が公園のたたずまいをいっそう引き立てています。(札幌市「歩く見る札幌」)

札幌中心部から自動車で15分ほどで、駐車場も無料だから、若い人たちにも使いやすい。

藻岩山展望台のように観光客が押し寄せるわけでもないので、いかにも、市民のための公園という感じがする。

犬の散歩をしている人が多いということも、旭山記念公園の特徴だろう。

レストハウスでは、お弁当やソフトクリームを売っている。

ソフトクリームは、西興部産の牛乳を使った名物商品だ。

ミルクの風味が濃厚で、月寒の八紘学園のソフトクリームと似ていると言っていい。

注意すべきは、あっという間に溶けてしまうことだろう。

これも、八紘学園のソフトクリームと同じである。

純度の高いソフトクリームほど、早く溶けるという。

食べ進めていくと、ワッフルコーンの中は、溶けたソフトクリームが牛乳のようになっていた。

ここまで牛乳っぽいソフトクリームは、さすがに初めてかもしれない。

レストハウスの前には、テーブルとベンチがある。

テーブルには日除けの傘があるから、直射日光を浴びることもない。

今年のように暑い夏は、丘を吹き抜ける風を浴びながら、ソフトクリームを食べるのがいいかもしれない。

午前中だというのに、旭山記念公園の駐車場には、次々に自動車がやって来る。

お弁当を持った家族連れは、手軽なピクニックというところだろう。

インバウンドの時代だというけれど、観光客の集まらないスポットがあっていいと思う。

旭山記念公園は、いつまでも札幌市民のために憩いの場所であってほしいと思った。

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kels
札幌住み歴38年目。「楽しむ」と「整える」をテーマに、札幌ライフを満喫しています。妻と娘と三人暮らし。好きな言葉は「分相応」。