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真冬の謎。円山地区の横断歩道上には、なぜ雪山ができあがるのか?

真冬の謎。円山地区の横断歩道上には、なぜ雪山ができあがるのか?

久し振りに円山エリアを散歩してきました。

真冬の散歩は楽しいけれど、夏にはない危険もたくさんあるようです。

特に、横断歩道をふさぐ雪山は、真冬の円山七不思議のひとつですね。

自動車がすれ違うのは難しい円山の小道

真冬の裏参道。ちゃんと歩道が確保されていた。真冬の裏参道。ちゃんと歩道が確保されていた。

午前中の吹雪が嘘のように晴れたので、久し振りに円山界隈を散歩してきた。

チーズ屋さんでチーズを買ったり、老舗の喫茶店で紅茶を飲んだり。

真冬の散歩は、真冬の散歩なりに楽しい。

天気さえ良ければ、寒さというのは、意外と何とか凌げるものである(それでも、寒いものは寒いんだけれどね)。

気になったのは、寒さよりも、円山地区の除雪事情の悪さだ。

大通とか裏参道みたいなメインストリートでさえ、積雪で道幅はかなり狭くなっているんだけれど、小道に入ると、ほとんどすれ違うことさえ難しい感じになっている。

(小道と言っても、普通の自動車道路です)

特に、南北の縦の道は狭くて、自動車同士がすれ違えなくて渋滞している様子を何度も見た。

信号のある交差点を走るような道路でも、道幅が自動車一台分しかないから、南から自動車が走ってきていたら、北からやって来た車は南側へ進むことができない。

郡部と違って、円山エリアはそれなりに交通量もあるから、南北から互いに自動車が走ってきたら、もうアウトである。

進むのはあきらめて、比較的道幅の広い大通で右左折していく自動車の、何と多かったことか。

さらに、中通りへ入ると、横(東西)の小さな道でも渋滞が発生している。

歩道の除雪が十分ではないせいか、お年寄りが、本来車道と思われる道をゆっくりと歩いているので、その後ろから自動車が何台にも連なって徐行している。

無理に追い越すこともできないし、結局、おばあさんが、大きな道に出て歩道へ入るまでは、自動車はどうすることもできない。

円山は、そもそも住宅街なんだけれど、冬になると、なかなか生活なが大変な地域なのかもしれないな。

高級マンションが多くあったりして、札幌市民にとっては憧れのエリアなんだけれどね。

(自分もいつか暮してみたいです)

普通の横断歩道の真ん中に、なぜか雪山ができあがっている

横断歩道をふさぐ雪山。歩行者は交差点の中央寄りにはみ出して歩く。横断歩道をふさぐ雪山。歩行者は交差点の中央寄りにはみ出して歩く。

よく理解できなかったのは、円山地区では横断歩道の上に雪を積んであること。

歩行者用の信号も設置されている普通の横断歩道の真ん中に、なぜか除雪された雪が、山積みにされている。

交差点を渡りにくいのはもちろんだけれど、そもそも交通安全上かなり危ないのではないだろうか。

一か所だけじゃなくて、いくつも交差点で横断歩道が塞がれていたので、これが円山スタイルらしいけれど、小さな子どもたちは、よほど注意をしないと危ないと思った。

雪山は南北に渡る横断歩道に作られていることが多い。雪山は南北に渡る横断歩道に作られていることが多い。

横断歩道上の雪山を避けて交差点を歩くと、どうしても車道にはみ出してしまうことになる(交差点の中央側に寄った形になる場合もあった)。

歩行者よりも自動車優先社会ということなのかもしれないけれど、散歩好きの人間として、これはちょっと悲しいし、いろいろなことが心配になってしまう。

久し振りの円山散歩は楽しかったけれど、真冬の北海道で暮らすことの難しさも、同時に感じた。

北海道への移住を考えている人は、真冬の様子を見てから考えた方がいいと思う。

春から札幌で新生活を始めようという人は、今のうちに下見をしておくと、冬になってからがっかりしないかもしれない。

ABOUT ME
kels
札幌住み歴38年目。「楽しむ」と「整える」をテーマに、札幌ライフを満喫しています。妻と娘と三人暮らし。好きな言葉は「分相応」。