コロナによる行動制限がなくなって、久しぶりに三吉神社のお祭りの露店が復活しました。
実に3年ぶりとなる、お祭りの露店です。
ようやく、普通の日常が戻りつつあるようでうれしかったです!

三吉神社とは?
三吉神社は、札幌の街中にある古い神社のことです。
地元の人は「サンキチさん」「サンキッツァン」と呼んでいるくらい、地域で親しまれている神社です。
さっぽろ文庫39『札幌の寺社』によると、三吉神社の始まりは、明治42年。
北海道神宮(札幌神社)の始まりが明治2年ですから、意外と新しいんですね、、、

と思ったら、どうやら、もともとは、明治11年に豊平河畔に奉斎されたものが、「河川用地のために徐営すべし」とのお達しを受けて、現在地に移転したものらしいです。
明治11年から始まっているんだから、やはり、長い歴史があるんですね。

中央区の南1条西8丁目、電車通りに面して建つ三吉神社は、札幌の街の鎮守様。
かつては、神社の前を走る市電もスピードを落とし、運転手が「三吉神社でございます」と、うやうやしく促すのに従って、乗客も静かに頭を下げ、車内から参拝したそうです。
三吉神社の例大祭
三吉神社の例大祭は、毎年5月15日です。
さっぽろ文庫情報によると、かつて(明治から大正にかけて)は5月8日が例大祭だったのが、「雨になりやすい」という理由で、5月15日に変更されたんだとか。
まあ、一週間ズラしたくらいで、雨が避けられるような気はしませんが、、、

札幌の中心部、しかも、市内で一番早いお祭りとあって、昔は狭い境内いっぱいに露店が立ち並び、着飾った人たちで溢れ返ったそうです。
近年は、ライブ会場にスペースを取られて、露店よりも飲食用のスペースの方が大きかったような気がします。

それでも、新緑の季節、札幌出身のフォークグループ「ふきのとう」のメンバーだった山木康世さんのライブを聴きながらビールを飲むのは、札幌の人たちの風物詩となっていたものです。
2020年と2021年はコロナの影響で、お祭りの露店自体がなかったのですが、2022年は3年ぶりに露店が復活。
ライブ会場はさすがに再開できませんでしたが、ようやく少しだけ、札幌の日常が戻ってきたような気がします。

三吉神社のお祭りレポート
ということで、3年ぶりの三吉神社のお祭りに行ってきました。
ちなみに、今年のお祭りは5月14日(土)と15日(日)の2日間。
ちょうど、週末に当たって、これはかなりラッキーです(なにしろ、日付が固定なので)。

露店は、初日の14日が午前11時から午後6時まで、2日目の15日が午前11時から午後5時までです。
天気予報は雨だったので、天候を気にしながら出かけましたが、雨にあたることもなく、むしろ、良いお天気の中でお祭りを楽しむことができました。
境内に入る前に、手指消毒と体温チェックで、コロナの感染対策はバッチリです。

鳥居のすぐ横にある「たこやき屋」さんは、おそらく、毎年、この場所でたこ焼きを売っているお店だと思われます。
ここのたこ焼きを食べるために、三吉神社のお祭りへ通っている人もいるらしいですよ。
買い物をする前に、まずは神社で参拝。

おもむろに露店巡りを始めますが、やはり、規模が縮小されているのか、お店が少ないです。
金魚すくいとかヨーヨーすくいとかカタ抜きとか、滞在時間の長いお店は、やっぱり難しいのでしょうか。
いつもの年なら、ライブのステージとビアガーデンのテーブルが並んでいるスペースが空いていることも、寂しく感じた原因かもしれませんね。

それでも、3年ぶりのお祭りを待ち焦がれていた人々が、次々に来場しています。
たとえ、規模が縮小されていても、お祭りはやっぱり楽しい。
焼きそばとフランクフルトとたこ焼きを買って帰って、おうちでお昼ご飯にしました。

久しぶりの「まつり飯」です(笑)
今年は、ようやく、札幌ブログが充実しそうですね。
この後のイベントも、楽しみにしています。
まとめ
ということで、以上、今回は、3年ぶりとなる札幌三吉神社のお祭りの様子をご紹介しました。
5月から6月にかけて、札幌は本当に気持ちいい季節を迎えます。
札幌散策をするなら初夏が一番ですよ!
