通勤用の靴を革靴からスニーカーに替えた。
新しい職場は、市電と地下鉄とバスを乗り継いでの通勤となる。
外部の人と接触することは多くないから、あえて革靴である必要はない。
この機会にカジュアルビズを実践してみよう。
アシックスのテクシーリュクス
ネットで調べると、ビジネスマンの通勤スニーカーの定番は、白いスタンスミスらしい。
憧れの白スニーカーだけど、それなりに堅い職場なので、いきなり白スニーカーはハードルが高い。
まずは黒で、あまりスニーカーっぽくない方がいい(気が小さいので)。
ネットで検索すると、テクシーリュクスというブランドのスニーカーがヒットする。
テクシーリュクスと聞くと「オジサンがウォーキングのときに履く靴」というイメージがあるが、メーカーはスポーツブランドのアシックスである。
札幌三越の紳士用靴売り場と桑園イオンの紳士用靴売り場、それとアシビーズまで行ったけれど、テクシーリュクスのスニーカーは見つからなかった。
各種セレショやABCマートは、オンライン・ショップで確認した時点でなし。
「スニーカーのような履き心地の革靴」は売っていても、正真正銘のスニーカーがない。
狸小路の名取川靴店は創業90周年
やむを得ず、狸小路にある名取川靴店まで出かけた。
公式サイトで調べたところ、テクシーリュクスのプレミアムショップは、札幌市内で名取川靴店だけだったのだ。
名取川靴店は、1933年(昭和18年)に創業した老舗の靴屋さんである。
お店にも「創業90周年」という掲示が、ちゃんとあった。

店頭にいつもセール品を置いているので場末感があるが、店内はかなりしっかりとしている。
売り場はブランドごとに整理されていて(なんと、ドクターマーチンのコーナーまである)、テクシーリュクスのコーナーはすぐに見つかった。
しかも、目につくところに、ちゃんと黒いスニーカーがある。
さすがはプレミアムショップ。
今回のチョイスは「ビジネスで履けるスニーカー入門!本革ビジネススニーカー」とのキャッチコピーがついている「TU-7038」というモデル。
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アッパーに天然皮革を使っていて、靴底は合成底。
レザースニーカーだからカジュアルすぎず、貧相に見えないところもいい。
サイズは5cm刻みだから、自分にぴったりの靴を見つけることができそうだ。
テクシーリュクスのビジネススニーカー
女性の店員さんが、希望のサイズの靴をさっと出してくれて、早速試着。
「靴は夕方に買え」と言うが、時間はまさに夕方で、店内には他に客の姿はない。
テクシーリュクスは大きめに作られているので、ジャストサイズで買うのがよいらしい。
履いているうちに伸びる部分もあるから、大きめの靴はお勧めしていないとのことだ。
店員さんのお勧めどおりにジャストサイズのスニーカーを購入。
このスニーカー、靴紐まで全部ブラックで、余計なロゴも入っていないから、仕事に出かけるときに履いても、ほとんど違和感がない。

逆に言うと、スニーカーらしさがあまりないのだけれど、ビジネススニーカーの入門編としては、まさにうってつけだろう。
ナチュラルビズに抵抗感のある中高年でも、ハードルは決して高くない。
そして、さすがに、ウォーキング・シューズも作っているスポーツブランドの製品だけあって、履き心地は抜群。
最初に歩いたときは、まるで靴を履いていないかのような、軽い履き心地だった。
普段、重い革靴ばかり履いていたので、この軽さは驚異的だ。
歩いたときのクッション性も良く、足への負担は軽そう。
歩くことの多いビジネスマンには、やはりスニーカーの方が機能的なのかもしれない。
心配なのは耐久性と悪天候時の機能性だが、お値段アンダー1万円のスニーカーなので、履きつぶすつもりでワンシーズン使ってみたい。
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