北海道神宮の「どんど焼き」は1月14日です(古神札焼納祭という)。
どんど焼きが終わると、いよいよお正月も終わりっていう感じですね。
今回は、北海道のどんど焼きについて調べてみました。
「花と雑貨ひととき」のオーダー正月飾りの素晴らしさ
今年のお正月飾りは「花と雑貨ひととき」で買ってきた。
完全お任せのオリジナルオーダー商品である。
あらかじめSNSでオーダーしておいて、年末に受け取りにいくと、予想以上に素晴らしい正月飾りが用意されていた。
割りと、無印良品で済ませることが多いので、こんなに立派なお正月飾りは、もちろん初めて。
決して廉くはないとしても、値段以上の満足感は絶対に得られると思う。
たった二週間の満足感ではあるけれども。
まあ、それは美味しいモノを食べる満足感だって、美しい景勝地を訪れる満足感だって、みな同じだよね。
感動体験というのは、金額で推し量れるものではないと思った。
お正月飾りを買うのと一緒に、お花も買って、我が家のお正月準備は完了。
鏡餅もおせち料理もお雑煮もないから、考えてみると、簡単なお正月だったな。
「どんど焼き」は火の神様を信仰するお祭りだった?
さて、本日、北海道神宮では「古神札焼納祭」が行われている。
一般的な庶民用語で伝わるところの「どんど焼き」だ。
『北海道の年中行事』(北の生活文庫)にも「ドンド焼き」の言葉が紹介されている。
十五日前後に下ろされた注連縄やカドマツなどの正月の飾りものは、かつては家の周りのきれいなところで塩で清めてから焼いたり、神社の境内の木に結わえたりしていた。近年は地域の神社で行われる「ドンド焼き」に正月の飾りものを持参して焼く家が多い。(北の生活文庫「北海道の年中行事」)
ちなみに、『日本民俗事典』(大塚民族学会)に「どんど焼き」の項目はない。
小正月に松飾りや注連縄などを燃やす火祭りは、一般的に「左義長(さぎちょう)」と呼ばれる行事だからだ。
この「左義長」という言葉を、北海道で聞くことは、まずない(少なくとも札幌では聞いたことがない)。
そもそも、現在の北海道民で「どんど焼き」を、火を神聖視する信仰としての「火祭り」だと認識している人は、ほとんどいないのではないだろうか。
もっとも、どんど焼きが「縁起もの」として伝えられている地域は少なくないらしい。
「ドンド」というのは、火が燃え上がる様子を現した言葉であるといわれている。この火にあたると風邪を引かないと伝えられ、子供たちは二日の書き初めを焼き、その煙が高く上がると字が上手になるといって、ドンドの火にあたった。(北の生活文庫「北海道の年中行事」)
実際に、火を燃やす日程設定も、地域によって異なるみたいなので、どんど焼きは地域性の強いイベントと言うことができるのかもしれない。
道内各地に伝わる伝承を調べてみると、きっと楽しいものが、きっとたくさんあるんだろうな。