お金がなくてもすぐにできる、簡単なスローライフ術を集めてみました。
スローライフの考え方は、豊かな暮らしのために大切なもの。
スローライフとは?

2000年代初頭、スローライフという言葉が流行しました。
当時は、オシャレなライフスタイルの一つとして、商業ベースでも注目されましたが、一過性のブームだったのか、最近はあまり聞くことがなくなりました。
でも、スローライフそのものは、豊かな暮らしを実現する上で、やはり大切なものだと思います。
ポイントは、スローライフとは、少ないモノで暮らすとか、家事の負担を軽減するとか、そういう意味ではなくて、文字どおり「ゆっくり生きる」ことにあるのではないかと思います。
秒刻みのタイムマネジメントが当たり前となったデジタル時代。
時間に管理されない暮らし方こそが、求められているのではないでしょうか。
ゆっくり歩く

スローライフの基本は、ゆっくり歩くこと。
藤子不二雄『ドラえもん』で、のび太君の発する名言に「のんびり行こうよ、人生は」というのがあります(てんとう虫コミックス第5巻)。
のび太君のライフスタイルを象徴するような言葉ですが、スローライフの精神は、まさにこの「のんびり行こうよ、人生は」に凝縮されているのではないでしょうか。
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点滅信号は渡らない

乃木坂46の「きっかけ」は、「交差点の途中で不安になる あの信号 いつまで青い色なんだろう? ふいに点滅し始め 急かすのかな いつの間にか 少し早歩きになってた」というフレーズから始まります。
横断歩道を渡る前に青信号が点滅し始めたら、次の信号を待ちましょう。
交通ルールでも「道路の横断を始めてはならない」と定められています。
渡っている途中で点滅しそうだったら、次の青信号を待つ。
何事も、心の余裕がスローライフです。
エスカレーターは歩かない

エスカレーターに乗るときは、手すりにつかまったまま静かに立っているのが正解。
東芝エスカレーターの公式サイトにも「踏段の上を走ったり、歩かないでください」と明記されています。
「片側は急ぐ人のために空けておく」というのは、単なる暗黙のルール。
スローライフでは、エスカレーターを歩いて昇ることはありません。
万が一、エスカレーターを歩いて昇っているときに事故が発生した場合は、自己責任ということにもなりかねません。
セールは終盤に参加する

夏や冬のバーゲンセールは、混雑の落ち着いた終盤に参加しましょう。
セール初日の長い行列に並んでいると、我ながら「スローライフじゃないなあ」と思ってしまいます。
そもそも、「セールまで買わなかったモノ」というのは、逆に言うと「絶対に欲しかったモノ」ではないはず。
本当に欲しいモノはセール前に買う。
そうでないものは「セール終盤まで残っていたらラッキー」くらいの気持ちで、ちょうどいいのではないでしょうか。
飲み放題を利用しない

居酒屋のお得な飲み放題システムを利用するのは、スローライフではありません。
好きなドリンクを、好きな分だけ、適度に飲むのが正解。
時間に管理されながら、せかせかと飲むのでは、息抜きにもなりませんよね。
座席利用に時間制限のあるお店も、スローライフ向きではないようです。
電車は一本遅らせる

駆け込み乗車は、もちろんNG。
電車やバスは、一本遅らせて、次の電車を待つくらいの気持ちが大切です。
電車を一本見送ったくらい、長い人生ではたいした影響ではありませんから。
まとめ

作家・井伏鱒二さんの口癖は「お先にどうぞ」でした。
思うに、スローライフというのは、オシャレなライフスタイルのことではなく、井伏さんのような生きる姿勢を表しているのではないでしょうか。
何事も「お先にどうぞ」の気持ちで生きることが、結果として、人生を豊かにしてくれるような気がします。
そのためにも、日常生活では、競争心を捨てて、気持ちのゆとりを持つことが大切。
のび太君のように「のんびり行こうよ、人生は」で、生きていきたいものですね。
