誰もが憧れる「ゆとりある暮らし」。
札幌は、そんな「ゆとりある暮らし」を送るのに、実はぴったりの街なんです。
老後や子育て、キャリアプランに合わせて、札幌暮らしを検討してみてはいかがでしょうか。
「ゆとりある暮らし」とは何か?

ゆとりある暮らしを送りたい。
人は大人になるほど、そんな思いを強くするみたいです。
50代からのゆとりある暮らしとか、老後のゆとりある暮らしとか。
でも、ゆとりある暮らしって、いったい何でしょうか?
一般に「ゆとり」とは経済的な余裕を意味する場合が多いようですが、本当の「ゆとり」とは、経済的な意味に限定されないような気がします。
じゃあ、札幌で得ることのできる「ゆとりある暮らし」って、一体どんな生活なんだろう?
札幌の「ゆとりある暮らし」について考えてみました。
時間のゆとり

札幌は公共交通機関が発達した街です。
南北線・東西線・東豊線と三路線が交錯する地下鉄を中心に、中央区には路面電車が走り、市内隅々まで網の目のようにバス路線が組まれています。
手稲や新札幌など、周辺部へ向かうJR路線もあるので、札幌市民は、居住地に適した公共交通機関を利用することができます。
発達した交通機関によって得られるものが「時間のゆとり」です。
1時間に1本しかないバス時刻に合わせた生活を送るという必要がありません。
また、札幌市内には多くのコンビニがあり、24時間いつでも買い物をすることが可能です。
マックスバリュやツルハ薬局のような24時間営業の店もあるので、困ったときに朝になるまで待たなければならないということもありません。
僕も、過去に数か所で田舎暮らしを経験していますが、札幌の便利さというのは、道内他の地域にはない便利さです。
こうして得られる「時間のゆとり」は、札幌での生活をゆとりあるものへと安定させてくれます。
生活のゆとり

お店が多いということは、経済的なゆとりを確保する上でも重要です。
田舎暮らしで感じた、いわゆる「殿様商売」というものが、札幌にはありません。
たまに、仕事なんかでお店の少ない田舎へ行くと、競争というものがないため、札幌よりも物価が高くてびっくりすることがあります。
例えば、ガソリンが田舎へ行くほど高いというのも、札幌のように競争がないためでしょう。
都会というと、家賃が高そうなイメージがありますが、北海道の田舎には、そもそも賃貸住宅が少ないので、家賃も決して安くはありません。
しかも、クオリティは札幌に比べて落ちるので、なお割高感を感じることとなります。
と言って、東京のように全体に物価が高いということもないので、札幌は「経済的なゆとり」を得るにも、優位な町ではないかと思います。
それに、札幌では、アルバイトを含めて、働く場所に困ることがありません。
収入を確保するということまで含めて、札幌はゆとりのある町だということができるでしょう。
心のゆとり

最後に、心のゆとりです。
札幌市内には、図書館や映画館など、多くの文化施設があります。
書店やCDショップなども多く、文化的な暮らしを送る上で、道内には札幌以上に優れた町はありません。
また、札幌には、多くの観光スポットがあります。
中心部だけでも、大通公園や中島公園、北海道大学構内と、景観に優れた散策ルートがあり、豊平川や藻岩山など、手軽に自然を味わうことも可能です。
こうした文化施設や素晴らしい景観によって得られるのが「心のゆとり」です。
ちょっとした気分転換を、札幌では簡単に行うことができます。
さらに、札幌では様々な美味しいグルメを食べることができます。
ラーメン、スープカレー、ジンギスカンなどの郷土料理に限らず、札幌にはいろいろなお店がたくさんありますから、選択肢はほぼ無限大です。
都会と自然とがミックスされた町・札幌は、いろいろな意味で「心のゆとり」を確保できる街なのです。
まとめ

今年の春、旭川市で生まれ育った大先輩夫婦が、定年退職を機に札幌へと移住してきました。
ゆとりある老後を過ごすに旭川市では十分ではない、と判断したようです。
僕自身これまで、札幌以外の町でも何度か暮らしてきました。
生まれ故郷は空知管内の炭鉱町だし(2か所の計18年間)、旭川市にも2回ほど住んだことがあります(通算5年間)。
大自然が売り物のオホーツク海沿岸の港町で暮らしたこともありますが(4年間)、札幌より暮らしやすい町は、北海道内にはありません。
これが、札幌一極集中ということになるわけですが、札幌が暮らしやすい町であるという状況は、今後も変わることがないでしょう。
時間のゆとり、生活のゆとり、心のゆとり。
札幌はいろいろな意味で「ゆとりある暮らし」を送ることのできる町です。
もちろん、メリットがあれば、デメリットもあるのが世の中というもの。
札幌暮らしにも様々なデメリットがありますが、こと「ゆとりある暮らし」を総合的に考えた場合、札幌暮らしを否定する根拠はあまりないようです。
ゆとりある暮らしに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
