毎週土曜日は図書館曜日。
読んだ本を簡単にリスト化しています。
自分のための備忘録として。
むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました / 石川善樹・吉田 尚記

期待以上におもしろかった。
共感できるところに付箋を貼っていったら、あちこち付箋だらけです(笑)
このような昔話や落語から見えてくるのは、「ゼロに戻る」ことを良しとしてきた日本人の心性です。西洋のようにマイナスからゼロ、ゼロからプラスへと上を目指すのではなく、ゼロに戻ることに日本人は価値を見出してきたことが窺えます。(石川善樹・吉田 尚記「むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました」)
引用されている河合隼雄の著作も読んでみたいと思った。
2022年、KADOKAWA。
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これだけで、幸せ / 小川糸

ミニマリストによる生き方ガイド。
写真付きのエッセイ集という感じ。
「いざとなれば」と頼れるおいしいお弁当屋さんを一軒、近所で見つけておけば気持ちがとても楽になりますよ。(小川糸「これだけで、幸せ」)
洋服は「ミナ・ペルホネン」を愛用しているそうです。
2015年、講談社。
暮らし彩る「大人のままごと」 / 松本孝美

もっとカジュアルかと思ったら、意外とちゃんとした内容だった。
1960年代の北欧食器の写真に惹かれた。
ぱっと目を引いたのがこのアラビアのカップとケーキ皿が一緒になったもの。カイ・フランクのデザインのなんともいえない絶妙な色合い。1960年代のものだからこの器もHERS世代なんですね。(松本孝美「暮らし彩る『大人のままごと』」)
上品でオシャレな大人女子のライフスタイルをカラー写真で。
2020年、光文社。
アイム・ミニマリスト / YADOKARI

ネット記事で見つけたやつ。
最近は、ライフスタイルに関するネットニュースも充実している。
もともと大量消費社会へのカウンターカルチャーとして生まれたタイニーハウスは、より安価に、より手軽に、自分のライフスタイルに沿った住居を手に入れることを目指して設計されています。(YADOKARI「アイム・ミニマリスト」)
タイニーハウスムーブメントというのを初めて知った。
2015年、三栄書房。
まとめ

今週読んだ本の中では、『むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました』が圧倒的に良かった。
河合隼雄を始めとする引用に共感できるところが多かったから。
次に広がっていく本に出合えると、それだけでうれしい。
