江別の本屋さんに、新潮文庫の豆本ガチャがありました。
何に使うでもないけれど、つい欲しくなってしまうミニチュア雑貨。
文学の好きな娘のお土産に買って帰りました。
江別で見つけた「豆ガシャ本 新潮文庫」

久しぶりに、江別方面へドライブに出かけた。
雪が積もると、札幌から出る機会も少なくなってしまう。
とりあえず、雪が積もる前に、札幌周辺をドライブしておこうと思った。
上江別で買い物を済ませて、ついでに蔦屋書店に立ち寄る。
知らない町の本屋さんというのは楽しい。
遠い旅先でも、つい入ってみたくなるのが、知らない町の本屋さんだ。
広いガシャポンコーナーがあって、新潮文庫の豆本ガシャがある。
正式名称は「豆ガシャ本 新潮文庫」。
文学オタクの娘が欲しいと言っていた豆本は、これのことだろう。
ラインナップは全6種類で、夏目漱石、芥川龍之介、太宰治、宮沢賢治、中島敦、江戸川乱歩と、文学系アニメなどで人気の作家が揃っている。
ガシャポンやるお金があったら、本を買って読んだ方がいいと思いながら、娘のお土産にするつもりで、100円玉を5個入れて、ガチャガチャを回す。
ほとんどやったことがないから、新鮮な感覚だ(笑)
江戸川乱歩の『怪人二十面相』が出る。
娘の好きな太宰治か宮沢賢治を持って帰ってあげたい。
1,000円札を両替して、100円玉を5枚入れて、ガチャガチャを回す。
太宰治『斜陽』と芥川龍之介『羅生門・鼻』が出た。
意外と被らないものらしい。
調子に乗って、被るまでやってやろうとガチャガチャを回すと、次に、宮沢賢治『新編・銀河鉄道の夜』が出た。
4回やって全部違うものが出たから、この分だとコンプリートできそうな気がする。
そう思いながらハンドルを回すと、江戸川乱歩の『怪人二十面相』が出る。
振り出しに戻ったわけで、これで区切りを付けて引き上げることにした。
ガチャガチャが読書のきっかけとなる?

全6個中4個揃えば、まあ、ほとんど揃ったようなものである(?)
ちなみに、揃わなかったのは、夏目漱石『文鳥・夢十夜』と中島敦『李陵・山月記』の2冊。
本物の文庫本では全部持っているから、本音を言えば、全部揃えてみたかった(笑)
娘へのお土産を理由にしているけれど、本当は、全部自分で欲しかったらしい。
昔から小さなものが好きで、骨董市へ行っても、小さなものばかり選んで探していたような気がする。
嵩張らないのをいいことに、どれだけたくさんのアンティークを集め回ったことか。
帰宅して、カプセルのまま渡すと、娘は喜んでいた。
親の影響を受けて、文学が好きになってしまった子どもである。
読んでいない本でも、こんなことがきっかけで読むようになれば、読書生活はもっと楽しくなるだろうな。
もっと、いろいろなシリーズの豆本が出ればいいのに、と思った。
紙の本文化を、新しい世代へ受けついでいくためにも。
