旧・札幌ピープル

広島県「共楽堂」の「大いちご大福」と札幌大丸の「ありがとうのきもち」

広島県「共楽堂」の「大いちご大福」と札幌大丸の「ありがとうのきもち」

何か甘いものを食べたい。

この一週間、そんなことばかりを考えていた。
年末年始の休暇明けの仕事で、いつも以上に疲れが溜まっていたのかもしれない。
大丸札幌店まで出かけて、何か甘いものを探してみる。

広島県「共楽堂」の「大いちご大福」

相変わらずコロナは収束する気配にないが、街には多くの人が集まっている。
旅行者らしい姿を見た時に、今日は3連休の真ん中の日なのだと気が付いた。
いつもの週末よりも人が多いはずである。

大丸札幌の地下には食品売り場があって、和洋様々のお菓子を売っている。
他の百貨店に比べて大丸では、札幌では珍しいものを扱っていたりする。
だから大丸に行ったときは、地元のブランドではないお店のお菓子を選ぶことが多い。

特設の催事コーナーを覗くと、大きないちご大福が並んでいる。
普通見かけるいちご大福に比べると、イチゴが大変に大きい。
そういえば、妻も娘もいちご大福が大好きだった。

「共楽堂」公式サイトでも「大いちご大福」を推している「共楽堂」公式サイトでも「大いちご大福」を推している

店の名前は「共楽堂」で、広島県からやってきているらしい。
イチゴの王様ともいわれる「あまおう(福岡県産)」を贅沢に使った「大いちご大福」は、春季限定の季節商品だという。
値段はひとつ500円近くもするから、大福としてはかなりの高級品だと思った。

自分は特別にイチゴを好きなわけでもないし、スイーツにこだわりがあるわけでもない。
ただ一週間の疲れを癒すために、甘いものを食べたいと思っただけだ。
500円は高すぎると思ったけれど、結局、一家3人分のいちご大福を買った。

いちご大福を3個注文すると、接客のお婆さんは「味はどうしますか?」と訊いた。
白が普通の練り餡で、赤はいちごを練りこんだ餡子を使っているという。
自分のは普通に白を選んで、妻と娘用に赤を二つ入れるように言った。

共楽堂の大いちご大福は、ひとつずつケースに入れられている共楽堂の大いちご大福は、ひとつずつケースに入れられている

お店のお婆さんはとてもよくてきぱきと働いている。
たくさん並んでいるいちご大福の中から、できるだけイチゴが大きなものを、丁寧に時間をかけて選ぼうとしている。
「これでいいですよ」と指をさすと、お婆さんは「え、それでいいの?」と言った。

大福を3つ選ぶとお婆さんは、お店の中の男の子に会計をするように声をかけた。
高校生くらいの男の子は、催事の間だけのアルバイトなのだろう、今日が初めてお店に立ったところみたいに見える。
すごく丁寧にお金を数えて、レジに行き、お釣りを数えている間に、お婆さんはさっさとお菓子を紙袋に入れてしまった。

大福の上に大きなイチゴ(あまおう)が乗った「大いちご大福」大福の上に大きなイチゴ(あまおう)が乗った「大いちご大福」

その日の夕食はスープカレーだった。
家族の誰よりも辛くして汗を流しながらカレーを食べると、すぐにデザートが欲しくなった。
熱いコーヒーと共楽堂の「大いちご大福」で、夕食を締めくくる。

共楽堂の「大いちご大福」は、その大部分がいちごでできている。
赤いイチゴを持ち上げると、その部分だけ大福に大きな空洞ができているのだ。
イチゴが好きな人には最高のスイーツだろう。

贅沢なお菓子だけれど、値段に負けない旨さだと思った。
そして、お菓子もやはり値段なりなんだなと思った。

大丸札幌店の「ありがとうのきもち」

ところで、いちご大福を買った後で、上の階へ移動して日用品を買い物をしたときに、レジの女性スタッフが「大丸のアプリは入れているか」と訊ねた。
アプリを入れていると答えると、大丸アプリで会員登録をしている人に、期間限定で「紅白餅」をプレゼントしているという。
1レシート3,000円以上で対象になるので、1階エスカレーター下の特設カウンターへ行って、レシートとアプリを見せるようにと、彼女は丁寧に教えてくれた。

大丸アプリの「ありがとうのきもち」キャンペーン大丸アプリの「ありがとうのきもち」キャンペーン

さっき、エスカレーターで上階へ移動してくるときに、何か配っているらしいとは思ったけれど、どうやらそれが紅白餅だったらしい。
1回まで降りると、すぐに餅を配っている特設カウンターが見えた。
カウンターにはたくさんの箱が積み上げられているけれど、餅を貰いに来る客の姿は全然見当たらない。

カウンターの女性にレシートとスマホのアプリ画面を見せると、「ありがとうのきもち」と書かれた箱を渡された。
「ありがとうの気持ち」を込めた「おもち」という意味らしい。
正月気分なんてとっくになかったけれど、紅白餅をもらうと、なんだか正月らしい気分になった。

大丸札幌公式サイトの「ありがとうのきもち」キャンペーンの告知大丸札幌公式サイトの「ありがとうのきもち」キャンペーンの告知
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kels
札幌住み歴38年目。「楽しむ」と「整える」をテーマに、札幌ライフを満喫しています。妻と娘と三人暮らし。好きな言葉は「分相応」。