本屋さんの中にドーナツ屋さんがありました。
お店の名前は「コーチャンフォー ミュンヘン大橋店」。
大きな書店の中にミスドが入っているんですよね。
ミスドのモーニングコーヒー
我が家から一番近い書店はどこか?
大通りの「ジュンク堂」へ行くことが多いけれど、コーチャンフォーのミュンヘン大橋店も意外と近い。
豊平川に架かるミュンヘン大橋を越えるから遠く感じるのかもしれないけれど、ジョギングをしていた頃は、コーチャンフォーを折り返し地点にしていたこともある。
だから、我が家から近いミスタードーナツとなると、ミュンヘン大橋のコーチャンフォーということになる。
年に何度か、無性にミスドが食べたくなったときは、コーチャンフォーへ行くことが多い。
住宅街のドーナツ屋さんだから、家族連れで賑わっている。
書店とドーナツ屋さんというのは、もしかすると相性が良いのかもしれない。
日曜日の朝、まずはミスドに入って熱いコーヒーを一杯(自宅でも飲んできたけれど)。
飲みほしたところで、スタッフの女性がお代わりを持ってきてくれるので、さらに熱いコーヒーをもう一杯。
お土産用のドーナツをテイクアウトしてから、書店の文庫本コーナーを巡回。
コーチャンフォーは、文庫本の在庫が充実している。
特に、岩波文庫の取り揃えはなかなかのもので、街の書店からは姿を消した本が、ここにはまだ残っていることが多い。
トマス・ヒューズ『トム・ブラウンの学校生活』も、ここで見つけて買った。
CD売り場がガシャポンコーナーに生まれ変わる
帰り際にCDコーナーへ行くと、ガシャポンコーナー「カプセルトイショップ」に替わっている。
広いCD売り場のうちの、かなり広い一画がガチャガチャコーナーになったらしい。
今どき、CDの店頭販売というのが、時代に合わないのだろうか。
ミュンヘン大橋店のオープン以来、コーチャンフォーのCD売り場にはお世話になってきた。
1980年代のジャパメタ<MAKE-UP>のボックスセット(20周年記念)が出たとき、発売日当日にここへ来たこともある。
カウンターで尋ねると「メイク・アップでございますか?」と丁寧に言って、親切なスタッフの女性が、入荷したばかりの在庫を持ってきてくれた。
あれは、2004年(平成16年)の12月1日だった。
ただ、最近はCDもネットで予約することが多い(特典のせいだ)。
街が時代に合わせて形を変えていくように、コーチャンフォーも時代とともに姿を変えていくのだと思った。